菊池くんに学ぶ「苦しさに耐える=全力を出しきる練習」の大切さ。 | アドマン3.0=人事になりました。

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先日大人気のトレイルランニングレース「斑尾高原トレイルランニングレース」に参加してきました。こちらの記事にも書いた通り、結果は5時間20分で21位。一緒に練習している菊池くんに70秒差で負けてしまいました(菊池くんは20位)。

ドウゲンザッカーバーグ

念のため菊池くんを紹介しておくと、見た目は割りとイカれてる感じの犯罪者フェイスなのですが、一時噂になったおもしろ制作会社の創業メンバー(?)・デザイナーという面白い経歴を持ち、DOUBLE SURVIVORには今年の館山トライアスロンあたりからジョインしました。

もともと大学時代からトライアスロンをやっており、先日行われた九十九里トライアスロンでは20代後半で年代別1位を獲得。トレイルランニングは初心者であるものの、その走力はお墨付き。

斑尾高原トレイルの1週間前にも一緒に高尾山~陣馬山を走ったのですが、トレイルが強いと思っている渡邊をグイグイ引き離しながら登っていくので、正直「こりゃ負けるかも」と思いながら斑尾に出場しました。

結果はデッドヒートの末、上述の通り菊池くんの勝利
デッドヒートの模様はこちらの記事後半を見て頂ければと思いますが、本当に強かった。


何が彼の勝因かといえば、明らかに強いメンタル

レース後、僕は怪我した部分以外は比較的余力があり走り回れたものの、菊池くんは完全にダウンしてました。これは何も「僕のほうが余力残してたから、本当は勝てたんだぜへへん!」ということではなく、そこまで出しきれる彼のメンタルが本当にすごい。

現にレース中、僕はあれ以上走ることが出来なかった。スピードを出すことが出来なかった。足は痛いし、呼吸が乱れ苦しかった。でもきっと菊池くんは僕よりも苦しく、その苦しさを我慢して、堪えて堪えてゴールまで辿り着いたからこそ勝利し、レース後完全燃焼したんだと思います。

思い返してみると、菊池くんは練習の時からめちゃくちゃ追い込みます。全力で追い込む。多分超苦しい。ちょっと休もうよ、と思わずいいたくなるくらいぶっ込む。たぶんそういうことに慣れている。追い込む、苦しい状態に慣れているから、本番でも出しきることができる。ちょっと尊敬してしまった。

逆に、今年初め
DOUBLE SURVIVORを離脱したメンバーがいたんだけど、彼等は練習で全く追い込まなかった。追い込まないから、苦しくない。苦しくなるところまで自分を持っていかないから、成長がない。

仕事も慣れてくると、ついつい手を抜きがちになる。いや、抜いているつもりはなくても、ラクにできるようになってくるから、いつの間にか抜いてしまう。これだと成長がないので、常に自分が「苦しい」と思えるくらいまで追い込んで仕事しないと、いざというとき完全燃焼できず、余力を残したまま終わってしまう。

多分そんなこと考えて菊池くんは生きてないけど、とっても勉強になりましたとさ。