ディープ・ジェネラリスト from 「選ばれるプロフェッショナル」 | アドマン3.0=人事になりました。

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僕が尊敬する戦略コンサルの先輩からそろそろお前も、これ読んだ方がいいよと薦められ読んだ本。


結論から言うと、ウチの部署では必読書にしようと思います。マスト。またウチのアカウントプランナーの方々にも是非読んでいただきたい。ちょっと今までの仕事振りを振り返っちゃうと思います。

どういう本かというと、クライアントにとって真に価値のあるプロフェッショナルになるための指南書、です。あくまでクライアントから見た視点を基軸に、そのイメージは、エキスパートではなく、アドバイザーである、そう説くのが本書。単なるハウツーを超えて、より深いところから、読者に考えさせる形で展開されていきます。

そのようなプロフェッショナルになるために、7つの特質を身に着けるべし、と論が進むのですが、下記がその7つの特質です。クライアントワークなので、営業的側面も無きにしも非ずですが、似て非なるものだと思います。

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】:無私と自立:献身的でありながら中立性を保つ
】:共感力:隠れたサインに気づく
】:ディープ・ジェネラリスト:広く、深い知識を身につける
】:統合力:大局的に思考する
】:判断力:健全な意思決定を行う
】:信念:自分の価値観を知り、強く信じる
】:誠実さ:ゆるぎない信頼を築く
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特に共感したのはディープ・ジェネラリストというコンセプト。核となる専門能力を待ちながらも、周辺関係領域についても(時にはまったく関係ない領域についても)知識・経験を積み重ね、その結果、専門的なプロフェッショナルではなく、幅広い専門知識を持ったビジネスアドバイザーとなる、それがディープ・ジェネラリストである、と。

良く僕は何でも屋のスペシャリストというキーワードを使うんだけど、この点を深く突き詰めてくれた感じで、とってもハラオチ。

近しい概念としては、1億人を動かす技術 の中で日本テレビプロデューサー・福士氏が紹介していたバーサタイリスト(多芸・多機能で適応能力の高いキャラクター)」や大前研一氏がドットコム仕事術 などで提唱していたπ型人間があると思いますが、より深い考察と立証に裏打ちされた内容になっています。

象徴的な文章はコレかな。本文じゃなく、日本語訳チームの前文なんだけど、とっても的を得ていると思っていて・・・曰く、
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クライアントの状況、文化、政治、業界を取り巻く状況などを踏まえ、本当にクライアントのためになることを考え、アドバイスし、実行に移す。その文脈の中で、自身の(幅広い)専門性発揮する。
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そう、あくまでであるという点。ここはとっても気づきでした。その他、具体的なマイルストーンとチェックリストともに7つの資質について詳細に述べられています、お勧めです。

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注目本、オススメ本
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