オシャレなパクりの流儀。 | アドマン3.0=人事になりました。

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月刊 広告会議を見たり、月刊アドマンとかをまとめてて思うけど、本当に次から次へといろんなプロモーションが生まれては消えたり残ったりしている。要は量的な問題で、どうしてもパクリと思われてしまうようなときがある。つまりアイデアが被ってしまう時である(あるいは本当にパクってるかもしれないけど)。

たとえばこちら、コカコーラリアルゴールドのキャンペーン「へたる?リアる?ってキャンペーン。


このキャンペーンの、へたる?」という選択肢がクリックしようとすると逃げていく、というアイデアはNIKEのNEVER SAY NEVERや!」のアイデアと酷似、という以下ほぼ同じである。こちらは清原はもう限界だと思うかという質問をユーザーに投げかけ、Yes or Noを選択させるのだが、Noの選択肢が逃げていく、というものだった。う~ん、クリソツ。

アドマン2.0@デキる広告マンの作り方-へたる?リアる?http://www.nike.jp/kiyo/congrats/
(現在コンテンツは変更されています)

結構知っている人が見ると、パクリと思われるレベルで似ています。本当にパクリかどうかは僕にはわかりませんがね。

で、言いたいのは意図的・意図的じゃない関わらずアイデアの酷似という現象はぜんぜんありえると思っていて。僕らはアイデア商売である部分もあるので、意図的にパクって非難の対象になるのはいいとしょうがないと思うんですけど、単純に自分達がひねり出したアイデアが結果的に似てしまい、パクリと世の中に判断されてしまうと結構かわいそうな事態に陥る。世の中はそんなに優しくない。

これを回避するためには、やはりいろいろなプロモーションを見て、自分の中に蓄積していくことがまず第一歩。そしてもしアイデアが酷似してしまったときの対応みたいなものを考えておく必要がある。

またパクるんであれば、元ネタに敬意を評しつつ、徹底的に堂々やるべきだと思う。これでやるとパクりではなく、パロディになる。そっちの方がオシャレだし、実際それでうまく言っているケースはある。

日本で言うとUNIQLOCKを元ネタとするCUBACLOCKEGACLOCK、海外でいうとCadburyのゴリラ動画をパロったWonderBraの下着動画など。

-元ネタ:Cadbury-


-パロディ:WonderBra-


こういうケースとして秀逸だったのは、この記事でも紹介したサッポロのという小料理屋」』。単純にパロってるんじゃなくて、コラボまで昇華させている。


このサイトのアイデアは、巷で噂の(だった?)エア焼肉と酷似、つーか同じ。しかしと姉妹店契約(?)を結ぶことにより、この「カブリ」をうまく回避している。回避どころか、ポジティブな方向にワークしていると思う。

アドマン2.0@デキる広告マンの作り方

様々なアイデアが求められている現在だからこそ、こういうとこを気をつけつつ、流儀を持ってうまく、かつオシャレに対応してポジティブな方向に持って生きたいもんです。と、思いました。

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