ひょんなことから最近「プロパガンダ」と言うものに興味がありまして。ちなみに「プロパガンダ(Propaganda)」とは、「自らの望む方向に他人や集団を動かすこと」「特定の思想・世論・意識・行動へ誘導する宣伝行為」という意味。語感的にはネガティブな印象の強いワード。
悪用すればヒトラーが生まれるし、良用すれば最強の自己PR術になる。それが「プロパガンダ(Propaganda)」であると。欧米のハイクラスやハリウッドの仕掛け人たちは既に「プロパガンダ(Propaganda)」を自己PR手法として活用しているようなのです。
という話を、知り合いのPRマンに話したところ、コチラの本を紹介してもらいました。
- 神様に選ばれるただひとつの法則~人生を勝利に導くコミュニケーション術「プロパガンダ」~/三浦博史
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著者が石原慎太郎東京都知事をはじめ、松沢成文神奈川県知事、泉田裕彦新潟県知事、上田清司埼玉県知事と数多くの選挙PRコンサルを手がけただけあって、選挙ネタが多いんだけど、こういう視点で政治を見てみると非常に面白くなってくる。
その中ですぐ試せそうな、アメリカPR界の元祖エドワード・バーネイズの「プロパガンダ8原則」ってのが紹介されていたので以下にメモしておきます。
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1.目的を明確化せよ。
2.徹底的に調査を行え。
3.調査で得られた結果に基づいて目標に修正を加えよ。
4.戦略を立案せよ。
5.テーマ、シンボル、宣伝文句も決めよ。
6.その戦略を実行するための組織を立ち上げよ。
7.タイミングと具体的なやり方を考えよ。
8.プランを実行に移せ。
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特に4・5・6あたりがすごくいい。戦略を決める、というところまではパーソナルブランディング系の著作には書かれているけれど、シンボルとか宣伝文句まで決めて、さらにはそのための組織を立ち上げる、って言うところは新しかった。
結構この分野は政治だけでなく、自己PR分野やマーケティングにも使えそうなので、もう少し深く掘り下げて見たいと思います。
アドマン