先ほど渋谷マークシティの4階をテクテク歩いていると、一人のかわいらしい(と思われる)女性がうずくまっていた。横には付き添いの女性が同じくしゃがみこんでいて、なにやらケアしている様子。
体調が悪いというよりは、なにやら悲しんでいた様子(泣いていたので)。
渋谷マークシティの4階は駅直結ということもあり、時間帯問わず、かなりのトラフィック(交通量)だ。しかしそこを通る人々のほぼ全てが、そのポイントではそのうずくまる女性に注意を払っていた。
不謹慎だが、全くかわいらしくない僕がその場でうずくまっていたとしても、同様のアテンションを獲得できただろう。交通量の多い道において「人がうずくまる」というのは「異常事態」であり、それはやはり人の注意をひきつける。
昔、学生時代に「女性専用車両」が出来た頃、朝のラッシュで急いでいた僕は間違って「女性専用車両」に乗り込んでしまったことがある。乗り込んだ時は気づいていなかったのだが、やたら周囲の人、というか女性から視線を感じる。「あれ、そんなに俺カッコイイ?」と思ったか思わなかったかは当時の自分に聴いてみないとわからないが、その女性たちの視線はやたら冷たい。と、いうところで自分が「女性専用車両」に乗り込んでいることに気づいて、即移動したわけだが、それも「女性専用車両」に乗り込んでいる僕(男)が「異常事態」だったから獲得できたアテンションだったのだと思う(ドサクサにまぎれて告白してみました)。
この視点を有効活用したパブリックパフォーマンス集団がImprovEverywhereだ。彼らはを自分たちのパフォーマンスで「異常事態」をクリエイティブすることによって人気を博している。特に有名な「Frozen Grand Central」なんかはその際たるものだろう。大きな駅のど真ん中で「人が停止する(=Frozen)」という「異常事態」をクリエイティブすることで驚異的なアテンション獲得に成功している。
こう考えると、「異常事態」をクリエイトするってのは、なかなか考えてみると面白い手法だ。ちょっと考えてみよう。
※ちなみにこのうずくまっていた女性は、数分後元気に立ち上がり、笑いながら歩き去っていきました(なんだったんだろう・・・)。
アドマン
