よく広告は「マイナスから考えろ」と言う。広告は「見られない」「読まれない」「行動されない」の「3ない」を前提に考えるべし。
そういう中から「プロダクトプレースメント」や「ブランデッドエンタメ」みたいな概念が生まれてきているわけですが、日刊・世界の広告クリエイティブ さんで紹介されている「ワンダーブラ」の広告はこれを逆手に取っている(なんか「広告は嫌われてる」論が一般化すると「逆手」にとっている、と言う表現が一番しっくり来る)。
毎回面白いクリエイティブを展開してくれる 「ワンダーブラ」ですが、これは考え方としてすごいチャレンジング。まずは下記の雑誌広告を見てください。
激しくクラッシュしている車とワンダーブラのロゴ。のみ。
日刊・世界の広告クリエイティブ さん曰く【「事故車?」「え?ワンダーブラの広告?」「ワンダーブラって胸が大きく見えるブラジャーだよな」「胸が大きい女性に見とれて激突したクルマってこと?」という思考の過程を通して「他人に注目されるブラジャー」という商品ベネフィットを訴求していると思われます】とのこと。確かに。
これは知名度とそのブランド知識に対する不協和を生み出すクラッシュした車というビジュアルがあって初めて成り立つものだと思うんですが、うまい。クラッシュした車×ワンダーブラのロゴを見て、確かにまずは「?」が浮かぶ。そういう「気持ちのデザイン」がしっかり出来ている。
自分のブランドがどういうポジショニングであるかをきちんと認識しつつ、自信を持っていないと出来ない。とはいえ、へんなエンタメ広告なんかより、ずっと面白いし、嫌味じゃない。
と、ここまで考えてでもやっぱり「そこまでユーザーは考えてくれないんじゃない?」って思っちゃう自分もいる。そういう冷静な自分は嫌いじゃない。がしかし、【「広告は見られている」という前提は疑ってかかるべきであり、「広告ま見られていない」と考えるべきである】という前提こそハマってしまって、自由な発想が出来なくなっているのかもしれません。
※ちなみに「wonderbra ads」で画像検索 をすると、勉強になります。
アドマン



