最近のイケダノリユキ先生 のこちらの記事 とこちらの記事 に紹介されている「琴線スイッチ」と言うコンセプト(「ことせん」とか読んじゃだめですからね)。
「生活者が感情を揺さぶられ、共感や誰かに伝えたいという気持ちが起こる」=「琴線スイッチ」を「おもしろさ」「インパクト」「セクシー」「圧倒的な手間ひま」「疑問」などなど、その類型化をしてくれていて非常に勉強になります(いやホントです)。
人によっては「ホットボタン」とか言ったり、「感情の引き金」と言ったり、「トリガー」と言う人もいるし。こういうのを特に指して「インサイト」と言う人もいるし。個人的には「ツボ」って語感が沁み込みやすいんだけど。
こういう類義語が頻発している時点で、そのコンセプトが非常に重要であることを証明しているし、こういうものを常に意識して類型化するということと、類型化しつつも他のファクターがないか探し続けるってことが大事なんだと思う。
一時期小阪裕司氏や藤村正宏氏、平野秀典氏なんかを筆頭に、感動・感情系マーケティングみたいなものが2年位前に流行った。ちょっとその主張自体には胡散臭い所もあったり、主に中小企業を中心に論を展開する所があったので少し廃れている所があるけれど、もう一度再読して見る価値もありそうです。
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その前に自分が「なにに感動して、なぜ感動したのか」を地道に掘り下げることも大切ですね。意識しよ。
追記:早くイケダノリユキ流の「コミュニケーションデザイン本」を書いていただきたいこのごろです。イケダさんなら「クロスイッチ」と「コミュニケーションをデザインするための本」の間辺りの、バランス感覚良い論を展開してくれそう。
アドマン