氏の主張は半ば扇動的であり、若干冷静に見なければいけないところも多々あるが、それだけにとがった主張が多く、参考になる部分も多い。
先週末に読んだのはこの本、「口コミ伝染病」という名のタイトル。
- 口コミ伝染病―お客がお客を連れてくる実践プログラム/神田 昌典
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それもそのはず、初版発行は2001年。今年は2008年だから、7年前の書籍だ。
7年前・・・ネット業界よろしく変化の激しいといわれる広告業界において7年のブランクは相当なもんだろうと思いつつ、「違った視点で読めるかな」程度のキモチで読んだのですが・・・とんでもない。
今でもなお、ぜんぜん使える内容満載である。というか今だからこそより使える、かな。
もちろん初めて読んだときも感銘を受けた。すげぇな、と。そのときも色々個人でビジネスを展開していたので、実践したこともあった。成果があがったものも多々あった。
だからこそ当時も読み込んだし、同窓会のような気持ちで本書と改めて向き合ったが・・・読んでいるうちにアイデアがガンガン沸いてくる。こういうの、良書という。
今僕が考えているところ、明確にしたい原理原則的な部分が、ある程度以上、すでに書かれている、7年前に。
たとえば本書の中には「(人が)しゃべりたくなる感情の引き金」というものが紹介されている。全部で7つあるのだが・・・ちょっとさわりだけ紹介すると、こんな感じだ。
1.不幸、災難、そしてスキャンダル
2.崖っぷちから逆転ホームラン
3.十字軍に駆り立てる
4.私のことを、わかってくれる
5.ヒーローになる
6.行列に並ぶ
7.コミュニティに参加する
一見すると中にはわかりにくいものもあるが、1~3、5の部分などは今注目されているNARRARIVE PLANNINGに通じるところがあるし、4の項目なんかははいわゆる「自分ごと化」を指す内容だ。
ほかにも「口コミ伝染プロセス」なるものが紹介されており、口コミをコントロールする上で必要なキーファクターとそのマネジメントの方法が紹介されていたりする。
曰く、下記の6つだ。
1.伝染させる人
2.話題になる商品
3.話される場所
4.話題になるきっかけ
5.伝えられるメッセージ
6.記憶に粘りつくツール
どうでしょう?ここら辺、突き詰めて考えるべきファクターがある程度網羅されていると思います。
6の記憶に粘りつくツールとかね、今だからこそ考えられるものがたくさんあるし。
基本的にベースにしているのはマルコム・グラッドウェルの「ティッピング・ポイント」だと思うけど、日本語訳的な展開なので、それはそれで意味があると思うし。
とまぁ、昔の本を読み返してみると、色々な発見があったり、考えさせられたりするわけで。
こういう機会は作っていかないとね、新しいものばかりおってては、本質を見失う。ここら辺突き詰めて考えたいなぁ~・・・
てか、いろいろ実験したいな、うん。
アドマン
