ひさびさに読み返して、ちょっと納得したので。
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この中で「ジョブ・プロセスとプレゼンテーション」という項目がある(P.8参照)。
そこでこのように書いてある。
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多くの人たちは、1回のプレゼンテーションに多くのものを詰め込みすぎである。・・・(中略)・・・気持ちはわかるが、やめたほうがいい。ジョブ・プロセスに基づいて、1回あたりのプレゼンテーションで獲得したいものを絞り込むことだ。
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図解するとこんな感じ↓↓↓↓
横軸が大きくジョブ・プロセス全体で、そこにゴールがある。
ゴールを達成するために、いくつかのフェーズがあり、そのフェーズごとにやはりゴールが存在する。
ここでは各フェーズごとのゴールを着実に達成することによって、その達成を積み重ねることによって最終的なゴールが達成できるという絵図を書く能力と、その絵図の中で現在自分がどこにポジショニングしているかを認識する自己把握力が必要になる。
そうすれば1回あたりのプレゼンテーションで獲得したいものを絞り込むことができる。
最近仕事ができる人は、ここがすごい強いな、と思います。
逆にこのジョブ・プロセスとプレゼンテーションの位置づけが把握できない人は、いかにプレゼンテーションそれ自体が流暢で、エンタメで、ロジカルで、感動的でも意味を成さない。
よい再認識でした。
ちなみにこの本の著者・八幡氏とは、大学時代いろいろやらせていただいていて、非常に勉強をさせていただいた思い出がある。
僕に「プレゼンテーションとは何ぞや?」を教えてくれた方。
やはり原点に帰るのは、いいもんだ。お勧め本です。
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