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ちょっとふと思いついたので、メモ代わりに。
今リスティング広告(検索エンジン連動型広告)がキテマスね、
盛り上がってます。
で、ちょっくら何年か前にこんなコンセプトが出てきました。
AISASやAISCEASという概念。
これ、リスティング戦略を考える上でちゃんと分けて考えなきゃいけないな、と。
AISASとは、消費者の購買までの心理/行動変化を、
「注意」
「興味」
「検索」
「購買」
「情報共有」
5段階に分けて考える理論。
AISCEASとは、消費者の購買までの心理/行動変化を、
「注意」
「興味」
「検索」
「比較」
「検討」
「購買」
「情報共有」
7段階に分けて考える理論。
で、これは捕らえ方、あるいはシチュエーションの違いによって
どちらも当てはまる考え方だと思ったんですが、
リスティング戦略においては、
AISCEASからAISASモデルへ移行させていく、ってことがすごく重要だな、と。
リスティング広告を出向する設計をする際、通常入札するキーワードを決めていきます。
その時、
・社名ワード(ソニー、トヨタ、コカ・コーラなど)
・社名以外ワード(音楽プレーヤー、クルマ、清涼飲料など)
上記二つに分けてワードを切り出していく(大まかだけど)。
で、社名ワードに当てはまる消費者行動モデルはAISAS、
社名以外ワードに当てはまる消費者行動モデルはAISCEASだな、と。
これ、すごい重要。
AISASの世界は、ブランド指名の世界。
したがって比較、つまり競合が存在しない。
つまりユーザーのマインドシェアは競合を圧倒している。
しかしながらAISCEASの世界は、商品カテゴリーの世界であり、
そこには比較、つまり競合が存在する。
例えば「コカ・コーラ」と検索したユーザーがコカ・コーラの広告を見れば、
クリック率は言わずもがな、高いことは予想できる。
しかしながら「清涼飲料水」と検索したユーザーがコカ・コーラの広告を見ても、
必ずしもクリックするとは限らない。
なんせ、競合のサントリーやキリンなど、比較対象が存在するから。
つまりリスティング戦略の究極系はAISASの世界を完成させること。
それにはSearchの前のAttention、Interestを
如何にマネジメントするか。
つまりアテンションマネジメントが非常に重要だと。
まぁ、当たり前なんですけど、改めて。
そして個人的には上記を成就させるためには、
やはりウェブセンタリングな視点を持ちながらも、
マス広告も視野に入れていかないと、アカウントプランナーとしてはまずいな、と思ったわけでした。