褒めて育てるのが流行っているようですが・・・ | 子育てがラクになる心理学をあなたに♪ 【横浜・アドラー流】

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不登校、反抗期、宇宙人!? 12年間中学校の保健体育の先生として、3千人以上の子ども達と関わった経験と、個性的な子の母歴15年、アドラー心理学をベースに自分に愛100%子どもに愛100%で子育ての悩みを愛と笑いで吹き飛ばし幸せになりましょ♪

先日の記事で 

子どもにありがとう、うれしい などの
プラスの気持ちを伝える など 言葉は大歓迎!


って書きました


  



子どもを褒めて育てることを
アドラー心理学では お薦めしません。



だいたい、【褒める】 ってどういうことなんでしょうね?


最近、お子さんを褒めたセリフを思い出してみませんか?



そのセリフを 夫さんが言うと あなたは どんな感じがしますか?

嬉しいですか? 腹が立ちますか?


嬉しいならいいのですが、
腹が立ったのは、上から言われたような感じがしたからかもしれませんね汗


子どもも 上からものを言われると嬉しくないのです。




「すごいね~」 


この言葉、褒めてるようにも取れるし、感動しているようにも取れます。



感動して伝えるのは もちろん 大歓迎 ラブラブ
プラスの気持ちを伝えていますもの



「すごいね~」を言ってるときに

もし、もっとやらせたい。 とか この調子で 他のことも頑張らせたい。

とかいう 下心があるときには キケンです。
子どもを 自分の意のままに 動かそうとしているかもしれません。



あるいは

もし「すごい? すごいって言って」って
子どもが言ってくるようなら賞賛を求めているのかもしれません。

何かをしたときに褒め言葉を伝えていると その言葉が欲しくて行動することがあります。
裏を返せば、褒められないなら行動しないということもあるのです。

中学校で、掃除の時間に 「ここも掃いてもらえるかしら?」ってお願いしたら
「いくらくれる?」って返ってきたことがありました目 


アドラー心理学の子育ては

褒められるから(為)に動く子 ではなく

罰を恐れて動く子 でもなく


自分の意志で動く子

人や所属するグループの為に 自分にできることしていける子

に育てていきたいと思っています。


【褒める】は私が上で子どもは下という タテの関係 で使われるモノだと
アドラー心理学の子育て講座「パセージ」では考えています。


目指すは 横の関係です。


なので、【褒める】のではく
子どもの協力に感謝し 伝えていきたい のです。


例えば

お皿を片付けてくれた子に

「割らずに片付けられてえらいね~、すごいね~」より

「片付けてくれてありがとう。助かったわ」

って協力への感謝を伝えたいんです。


もちろん下心なしにね(笑)