今回は、ほぼ全ての目的に当て嵌まる重要なのに疎かになりがちな部分に触れたいと思います。

それは、目的の筋肉の伸縮、呼吸に関してです。

運動を行う時に一番最初にして基本の更に基礎ともいうべき問題です。

運動によって何らかの効果を得ようとする場合に、目的を問わず身体の機能として重要な事として

血液による酸素、エネルギー他の運搬

があります。
これは動脈での供給だけでなく静脈による老廃物の除去も含みます。

これらが全身において充分に機能していない状態での運動は大きく効果が低くなります。
重要な物資が届かず、必要な排出が中々進まないのですから当然ですよね。

この運搬する機能ですが主に筋肉の伸縮に伴ってポンプのように機能します。
運動をすることによるメリットはまずここから得られますが、人間の動作は様々な関節の共同作業で動きを形成しております。

しかし、

特定の動作への偏り(依存)

姿勢の乱れによる一部への負担増(反面で使用頻度激減)

が起こると様々な不調に繋がります。

使い過ぎ、使わな過ぎによる弊害

です。

使い過ぎた部位は適切なメンテナンスがないと・・・

萎縮してポンプ作用が機能しない。

機能低下

負傷

使わな過ぎた部位は

使用頻度が低い事による特に末端の毛細血管の萎縮、対価

代謝(細胞の入れ替わり)低下

細胞劣化が進む

痛み、負傷の激増


といたった現象が両極端に分かれて発生します。
どちらも機能上芳しくない状態で、気力、活力も奪ってしまいます。

これらの解決を図る必要がありますので、まずは

大きな筋肉を大きな動作で動かす基本的な種目(動き)



その時点で動かせる可動域いっぱいに動く




特に人間の動作の起点になる脊椎(背骨)から手足に力を伝達する大きなポイントになる

重心点(骨盤中央部付近)に近い、足への力の伝達に重要な股関節を動かす筋肉

腕へのの力の伝達に重要な肩甲骨周辺の筋肉


が優先度が高くなります。

それも分類した時に応用動作に基本的要素になる単純ないくつかの動作が重要になります。
限定された特定の動きからはじめると、その動作の場合のみの修正にしかならず、場合によっては別の問題を新たに産んでしまいます。しかし、様々な動きに組み込める単純な動作からはじめると、その途中において複雑な動作の乱れが修正される事も少なくなく、根本的な要素の解決の為、別の問題要素を産むことは少ないのです。(この辺りの動作関連は近いうちに踏み込んだ物を掲載予定です)

この重要な動きを大きな動きで

呼吸を動作に連動して大きく

行ってください。

呼吸音がはっきりと聞こえる少し大げさなくらい
がいいでしょう。


運動初期の方でしたら軽負荷でも反復だけでも代謝向上、発汗が起こる場合もあります。
また、日常生活においてもこの働きが活発になる事で疲労回復、睡眠の質向上、集中力の向上、健康上の効果等も期待できます。

動作と連動して
というのも重要です
基礎段階や修正時にこれを神経に覚えこませることで、メリットを得るための最後の大事な苦しくなる場面でもきちんと呼吸、血液運搬の為の筋肉の伸縮が無意識の中でも行えるようになります。

踏み込んだ内容のメニューは勿論有意義ではありますが、上記の事を踏まえる事でより確実に高い効果をえられます。

順調に効果を出したい初歩の方は勿論、負傷が多かったり上達に行き詰っている熟練者の方も一度見直してみてはいかがでしょうか?


古谷桂二郎
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