「龍つなぎの旅」22日目。大阪府 意賀見神社(おがみじんじゃ)。

【意賀見神社までのアクセス】
JR東岸和田駅からバス。
南海ウイングバス「宮の台」下車し目の前。


【天気】
曇り


【混雑状況】
火曜日、11時。無人。


【ご祭神・ご本尊】
・闇龗神(くらおかみのかみ) 龍神様です。
 

【ご利益】
慈雨、五穀豊穣、商売繁盛など。


【伝説・由緒】
・創建は1300年以上前。
・背後の山は「神於山(こうのやま)」といい、命の水をもたらす神の山として信仰されてきた。
・「雨降りの滝」は、その水をひとすくい神に捧げると必ず雨が降ると言われている伝説の滝。

・慈雨の力がすごい。
  1300年前、近畿地方で始まった未曽有の大干ばつは静岡や四国にまで広がり、ついには飢饉を引き起こします。 苦しむ民をうれい、朝廷は意賀美神社に祈雨を命じました。 すると、この祈りに応えるかのように大地を潤す雨が降りました。 このとき、神社をもっと大きくするよう、朝廷から一段と広い敷地が寄進されました。
   さらに150年ほど後、陽成天皇の命令で菅原道真公が祈雨した記録もあり、このときも「ご利益の雨」が降ったと伝わります。 このころから意賀美神社の神様は「雨降り大明神」と呼ばれるようになりました。
  また400年ほど前、全国的な大飢饉に見舞われたとき、意賀美神社に108の村が集まって闇龗神に雨乞いをしました。 「もし願いをかなえて下さるのであれば、川向うから神社まで金属の橋をかけてご恩に報います」 そう念じながら祈願したところ、突然豪雨が降り出し、乾いた大地も一気に潤いました。 神秘の雨を前に、農民らが涙を流したと伝わります。


【見どころ】
・雨降りの滝
  大きくはないが、優美な滝。

・歯痛の神様
  戸隠神社でも聞いた珍しい神様です。



【内容】
バスを下りると目の前に神社入口がありました。

今日は空一面がどんよりと曇っていて、今にも雨が振りだしそうです。


入口から坂を下るとすぐに拝殿前に出ます。
境内は小さく、見るだけなら10分くらいで回れるほどです。
この小ささで、この歴史の内容というのはむしろ凄いとしか言いようがありません。 



境内は木々に囲まれていて、とても清涼な感じがします。曇りですが、ずっと鳥のさえずりが聞こえていました。過去一番、多くの鳴き声が聞こえていたように思えました。辺りに自然は多いですが、それほど山の中ではないので少し驚きました。自然に愛されている神社なのでしょうか。

拝殿は閉まっているのですが、扉に小窓が開いていて中の様子(ほんのり灯りが点いてます)を見たり、書き置きの御朱印を頂いたりできます。



お参りを済ませ、拝殿真後ろにある歯痛の神様(の石)にもお参りします。いつもおいしくご飯を食べさせてくれてありがとうございます。
「美味しい」は正義!(特に肉!)

境内の外れに伝説の「雨降の滝」があるので、そちらに向かいます。こちらは雨乞いの際に使われる水が流れている滝です。

滝が見える高台まで近づくことができる仕様でした。柵の傍に立って滝を感じてみます。生命力に溢れ、それでいて優しい感じを受けました。



振り返って見ると、真後ろに厳島神社(市杵島姫を祀る)がありました。ちょうど滝を見守るかのような向きに社が立てられています。だから優しい感じがしたのかもしれません。市杵島姫様にもご挨拶しました。いつもお水をありがとうございます。





【御朱印】
賽銭箱付近に書き置き。


【総評】
滝の傍、境内ともに、長居したくなるような空気感でした。境内は手を入れられている様子で、大事にされている印象でした。良かったです(*^^*)


【NEXT】
兵庫県 廣田神社。


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