オッズ分析の考察 | 競馬 DE サイエンス(データ派)

オッズ分析の考察

日曜のマーメイドS、1着トーホウシャインは最低人気の単勝オッズ12人気(116.3倍)からの勝利だった。このような有り得ない様な最低人気が勝利するような重賞レースがあると、異常投票なる「オッズ分析」が盛んにおこなわれるのが常のようだ。
オッズ分析信奉者は「関係者や馬券がすこぶる上手い人間が大量に投票するのでオッズに異常な変化や状態が起こる」という信念にも似た理論でオッズを分析している。まぁ、私には「関係者の有無」は確認できないが、実際のオッズの時系列の推移は確認できるので考察してみたい。

さて、このマーメイドSは前売りがあり、前日午前7時より投票が開始された。投票後1時間、AM 8:00過ぎのトーホウシャインの単勝オッズは12番人気の88.0倍、確定オッズが116.8倍なので「これはちょっと異常」かもしれない(笑) で、次の1時間後AM 9:00過ぎに事件は起こる。なんと、単勝オッズが8人気の19.2倍まで急変したのだ! すごい! これは「確かに異常…」ではない(笑) 種明かしは簡単、それまで「1200円」しか売れていなかった票数が「6200円」になったのだ。つまり、誰か(関係者か馬券の上手い人間?)がトーホウシャインの単勝を5000円買ってオッズを19.2倍にさせたわけだ。
で、この後、トーホウシャインのオッズは上下動を繰り返し確定オッズになっていった。(補足:もちろん、この1例ですべてを語ろうなどとは思っていない。単なる1例に過ぎない)

要するに、そもそも「異常」とは、また「大量」とは「具体的にどのような状態」を指すものなのか分からないし聞いたことがないのだ。例えば、前述の88.0倍オッズを19.2倍にした5000円の投票は「異常」で「大量」なのだろうか? 私には偶然としか思えない。
もし、これを読んでいらっしゃる方で「異常」や「大量」についてご説明できる方がいらっしゃれば、是非お聞きしたい。「異常や大量の基準は何か」また「何故それが異常(正常ではない)といえるのか」について。

最後に、私は、オッズ分析に意味がないと思っているわけではない。この場合は基準が見えないだけで、つまり使い方の問題だ。当然、オッズそのものを否定しているわけではまったくない。