仲の悪いお隣さん同士の話
ここに、仲の悪い2組の大家族がありました。
お互いに一軒家に住み、互いの庭には柵を配して自分の土地を主張するも、玄関を出た先の道路は塀も柵も無く、どこまでが自分達の玄関先であるかを互いに主張し、にらみ合いが続いています。
さて、大家族Aの子供は、自宅の玄関先で遊ぶのが好きでした。
その場所は、大家族Bとの境界線。両親からは「そこはウチの土地だから安全」と言われているも、実は大家族Bも「そこは自分達の土地だ」と主張しているグレーな場所だったのです。
ある日、いつものように大家族Aの子供が玄関先で遊んでいると、どこからともなくガラス瓶が飛んできて、子供の目の前でパリーンと破裂しました。
あまりに突然の出来事に大家族Aの子供は回避することもできず、割れた破片が両目に入り、あろうことか失明してしまいました。
この事故を知った大家族Aの両親は大激怒。割れた破片を拾い集め、仲のいいご近所さんを集めて集会を開き、そのガラス瓶を投げた犯人探しを始めました。
調査の結果、どうやらそのガラス瓶は、大家族Bの自宅の窓から投げられたようです。ガラスの破片には、大家族Bの自宅で使われたことを示す文字が書かれていました。
大家族Aの両親は、ご近所さんと一緒に町内会に抗議に向かいました。
「B宅から投げられたガラス瓶で、ウチの息子が失明した。B宅から投げられたという証拠もある。B宅に制裁を!」
それを知ったB宅の両親は、どういう態度をとるべきでしょう?
1.自分の子供の行き過ぎた行動に責任をとり、親として謝罪し、弁償(治療費負担など)に応じる。
2.被害者のA宅の子供には同情するも、自分の子供の判断および行動を擁護し、改めて自分の土地を主張。親として身を挺して自分の子供を守る。
親としての行動は、個人的にはこのどちらかだと思うんだよね。どちらかしかありえないよね?
まぁ、もちろん2の判断はあまりお勧めできないけど。
なのに、まさか、3つ目の選択肢があろうとは・・・
3.自分の子供は犯人ではない!と主張し、近所総出で自分の家族を陥れる罠だとして、孤立してでも徹底抗戦に応じる構えを見せる。
そんな選択肢があるのか?この時点で、なんか問題が摩り替わっている気がしてならない。
一番の被害者はA宅の子供なのに、いつの間にかB宅自身が被害者になっていませんか?
それって、被害妄想というのでは・・・?
そこが一番腑に落ちない部分。
結局、なぜそのような事件になったのか、きっかけは何だったのか?B宅が犯人でないならいったい誰が犯人なのか?そのあたりが全く論議されていない。
もしも本当にガラス瓶なんて投げてなかったとしても・・・A宅の子供が勝手にB宅の土地に入り込んで遊んでて、一人で転んで勝手に怪我をして泣いて帰ったとしても
「お前んとこの子供がウチの土地に勝手に入るから罰が当たったんじゃー!ざまミロ!俺の土地に二度と足を踏み入れんじゃねー!」って言うくらいならまだ納得できるけど。
自分の土地だと主張する場所でけが人が出ているのに、「私は知らない!何もしていない!」って、じゃ他人が自分の土地に入ったこと自体には何も文句はないのか?
「今度来たらまた同じ目にあわせるぞ!」くらいの脅しががあるかと思ったら、「ウチは知らない。でっち上げだ!ウチが被害者だ」って・・・・それでいいの?
論点が完全にズレている。
仮にだけど・・・もしも仮に、実はB宅の両親が自分の子供にガラス瓶を渡して
「ウチの土地で勝手に遊びやがって。このガラス瓶投げつけてA宅の子供をちょっと脅してみな!」
って言ってたとしたら・・・その結果、思いもよらず失明までさせてしまい、慌てて「ウチは知りません!何もしてません!誰かの陰謀です!」って言ってるとしたら・・・。
いや、まさかそんなことは絶対にありえないとは思うけど、もしそうなら、
一番の被害者は、命令に従ってガラス瓶を投げたB宅の子供ではないですか?
親がそんな態度なら、子供は絶対グレるな・・・・(汗)親の事は絶対に信用できない。