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観なかったことを後悔・・・『剣岳 点の記』

 今日、渋谷でオカマちゃんの撮影をしてました。カメラマンがひとり、助手もつけずに小さなカメラひとつで、渋谷の交差点を歩くオカマちゃん2人を撮影してるだけ。

 都会ではけっこうこういうお手軽な撮影をたくさん見るもんです。
もちろん、有名なタレントの場合はスタッフが3-5人くらいで機材もそれなりですけどね。

 前にもちょっとブログで触れたけど、観光客が東京タワーからスカイツリーに流れているとか。理由は「日本一じゃなくなかったら」

 以前、五反田と戸越の間にある行列のできるラーメン屋に並んでみたら、器の高さと同じくらい麺や野菜が積み上げられて(つまり高さが器の2倍)、見た目圧倒されたけど味は最悪だったという経験もあり・・・半分残して帰りました。

なんか、日本の文化が悲しいことになっている気がするんです。

 私は実際に観ていないから口を出す権利は無いかもしれないが、今、日本中で映画「不思議の国のアリス」が大人気で売れまくっているという現実が、私には本当に悲しい。

 個人的な意見として見逃してほしいのだが、私はティム・バートンもジョニーデップも嫌いです。
以前、「チャーリーとチョコレート工場」のDVDをレンタルしたけど、不快感しか得られず半分も観られなかった。「パイレーツオブカリビアン」も同様(こちらは私の大好きなブラッカイマー作品だったはずだが、それでも挫折)。

 先日、ヒルズの東宝シネマでアバターを観たとき、その他の上映作品ってことで「アリス」も紹介されましたよ。アバター用に装着した3Dメガネで、大きなスクリーンでアリスの3D世界をちょっとだけ(数分間)体感した訳だけど、その結果、個人的には「絶対観たくない」って思った。
 3Dの技術が完全に飛び道具として使われてて、品がないし、ワビサビも全く感じられない。一言でいうと「うざい」。魔法の剣を手にした大きな子供が、見境もなく振り回してるって感じ。そのうち自分が怪我するよ。

 CGは「どこで使ってたの?」って言われるくらいがちょうどいい。ワイヤーアクション使う映画も今観ると不自然だし、ストーリーの為に必然的に使うならいいけど、ワイヤーアクション自体が目的になって、ストーリーが手段になってる。

 そんな折、木村大作監督の「剣岳 点の記」の事を思い出した。極寒の剣岳で、役者も撮影隊も全員テントを張って撮影したという、しかも順撮といって、編集に頼らず、時間の推移に従って順に撮影するという、現場の天気にも左右されて、とてつもなく効率の悪い撮影をした映画なんですが、これが好評らしく・・・・。

 観た人はみんな「よかった」「すばらしい」「みんなに観てほしい」って言ってるみたいですね。
でも、既に上映は終わっており・・・・(2009年6月だったらしい)、今この映画を映画館のスクリーンで観る術はないようです。それがものすごく後悔・・・。なんで1年前に映画館通いしてなかったんだろう・・・・。

 自宅でひとりで観るようなスケールではない気がする。こういう人の気の入った(人気は無くとも)作品をたくさん観たい。

追伸:観てない私が言うのも何だけど、これだけ予算も労力もかけたすばらしい(美しい)日本映画が、その内容をきちんと評価されず、話題といえば上映前に監督が生出演で毒舌吐いてたくらいで、上映したとたんにぱったりとメディアから消えてしまったところが、日本の文化の現状の悲しいところだと思います。結局派手な演出とかCGとか3D、あとは無茶な爆破アクションとか爆音とかボディーソニックとか、そういうのが無いと売れないんですかね?それが日本なんですかね?
 ハリウッド作品だって、全部が全部ど派手な映画だと思わないけど、結局日本に入ってくるのはその手が多いよね。そのほうが売れるから。 日本人ってなめられてんじゃないの?