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Lie to Me 最高!

超人気シリーズ、「24」のファイナルシーズン。DVDで借りて観てます。これはこれで本当に飽きない。展開が面白すぎる。

それとは別に、このDVDのおまけとして「Lie to Me」という作品の第一話があったのでついでに観てみましたよ。

感想は… むむ…おもしろい!!!

24は本当に肉食系なシナリオ。えええーーー!ありえん!そうくるかーー!みたいな派手な展開が頭をガツンガツンと殴り倒してくる、それが結構快感になってくる。

 15分単位であり得ないくらいのどんでん返しがくるので、それを自分の頭で整理し、受け入れ、次の展開を待つという感じ。例えれば、無数のジャブの後に時々大きなパンチをドカンと食らって、その苦痛に絶えながら次のパンチを待ってる感じ。どちらかというと一方的でSM的な作品。

でもLie to Meは、全く違う快感。
「人間は10分間に3回嘘をつく」「嘘は顔の表情や体の動きに必ず現れる」という設定。
そうやって主人公や有能なスタッフが容疑者や関係者の嘘を次々と暴いていくのだが…。

 シナリオの展開も早く質も高い。表情を売りにするだけあって、本題とは関係ない共演者の目線や表情もさすがに計算されていて、観ていて「なるほど!」と思わせる。飽きない。

 何より、役者のセリフや表情、態度や手足の動きなどで、視聴者に5秒ごとに本題とは別のメッセージや問いかけが常にあるので、それを瞬時に理解/解析して画面に返す。すると役者の次の感情や行動と辻褄が合う。この繰り返し。思考がフル回転してるのがわかる。なんか主人公と自分がずっと思考のキャッチボールをしているみたいで、ものすごく爽快感がある。24がボクシングなら、Lie to Meはテニスか卓球みたい。

 何より24とは全く違う頭の筋肉を使ってる感が楽しい。

24は完全に受動的。1話観終わると頭が実質的(物理的)に疲れる。調子が悪い日は2話続けて観るのが辛いくらい。
でもLie to meは双方向で対話的。1話観終わると更に頭が冴えてるって感じ。

 うーん、なんで日本はこういうスポーティな作品が作れないんだろう…。

まぁ、一番の原因は、英語と日本語のスピード感の違いなんだけどね。英語は自分の思考を束にして相手に瞬時に伝えられるけど、日本語は冗長で帯にしかならないからね。視聴者も帯で理解するから昔のテレタイプを頭の中で順に読んでるみたい。(テレタイプってわかるかなぁw)

 ただし、少なくとも海外の映画を日本語字幕で観るってのはすごくいい事で、字幕が出た瞬間に日本語を「読む」のではなく、固まりとして一瞬で「見る」事ができる。つまり「速読」と一緒。日本語の中でも「速い」部類のこの速度が、恐らく英語の普通の速度なんだと思う。

 この英語と日本語の速度の違いが文化の違いですね。今日久々に「渡る世間は鬼ばかり」を観て改めて日本語の遅さを思い知ったw。

 全ての視聴者が理解できるよう、わざとゆっくりと丁寧に解説する日本のテレビ文化が、更に視聴者の思考にあわせて踊りも音楽もどんどん幼児化/陳腐化する傾向にある中で、海外の(少なくとも日本人の我々が目にする)ドラマは、これでもか!これでもか!ってくらい視聴者に大人の要求をしてくる。量も質もスピードも半端ない。とにかくクオリティが高い。これが理解出来るか?解らない奴は置いていけ!みたいな勢い。言葉も解説も本当に少ない。でもちゃんと伝わる。

 大丈夫か?ゆとり世代の日本人…