悲しい事に・・・
震災から2ヶ月が経ち、現場の要求も変わってきていると聞きます。
全国から集まった温かい冬服や使い捨てカイロは自衛隊のテントに積み上げられ、不要となった今では処分を待つばかり。
逆に、Tシャツや帽子などの暑さ対策や、腐敗した魚などの対策に殺虫剤や消臭剤が足りないそうです。
また、炊き出しのボランティアに対してとある年配の女性が
「みなさん本当にありがとうね。皆さんのおかげでたくさん食べられてます。もう腹八分どころか腹十二分ですよ」
と感謝の言葉を語っていた。精一杯言葉を選んでるんだろうけど、裏を返すと、
「もうお腹いっぱいだから、炊き出しはいらないよ」
と聞こえる。遠方から「炊き出しに来ましたー」って意気込むボランティアの前で「もうお腹いっぱいだからいらない」とは言えないよね。出された食事はきちんと最後まで頂くのが日本人の礼儀ですから。
被災地の方もボランティアに対して気を使ってるんだろなぁ・・・って・・。ちょっと悲しくなった。
「食事やお金はもういいよ。むしろ、大人も子供も一緒に笑える環境がないから、歌や遊びのレクレーションを届けて欲しい。」
という方も入れば、
「テレビで放送されてるのは恵まれたほんの一部の映像。他の場所は2ヶ月経った今も状況は全く変わってません。もっと力を貸してください。」
っていう人もいる。
状況に差が生まれすぎて、何を信じて行動すればいいのか、どこを目指して支援すればいいのか、だんだんわからなくなってきた。