蹴球中毒 -9ページ目
というタイトルの記事を昨日の日経新聞で見た。
タイなどでJリーグの元指導者や選手が指導をする人数が増加しているということ。

以前Jリーグのアジア戦略を担当している人の講演を聞いたことがある。
今の日本はアジアの中で突出している存在だけど、世界(南米や欧州)にはまだかなわない。
そこでアジアの他の国を強くして、アジア内での競争を激化させ、
アジアの中でもまれて強くなり、世界の強豪と勝負できるようにする。
そのために、日本の強化・指導ノウハウを無償で他のアジアの国々に提供していると。

長期的だけど、日本だけでなくアジアを強くすることで
結果日本も強くするという部分にとても共感を持ってのを覚えている。


ここ数年でサッカーで大躍進している国は世界でも日本がナンバーワンだろう。
自分が小学生の頃の25年くらい前は、ワールドカップなんてキャプテン翼の中の世界で、
圧倒的な野球人気に押され、観客数も閑古鳥が鳴く程度。

それが今はプロ化に成功し、ワールドカップの常連国になり、世界の強豪国に互角に勝負ができる。
そしてACミラン、インテル、マンチェスターなど超名門クラブで活躍する日本人がいる。

こんな躍進している国が同じアジア圏にあり、ノウハウを提供しているなんて
他のアジアの国々にとっては乗っからない手はない。
サッカーよりも野球が人気なんてのは、日本くらいでほとんどの国では
圧倒的な人気を誇っているのはサッカーである。

じゃあなぜ日本はここまで躍進できたのか、自分なりに考えてみた。

①Jリーグの成功
・流行りに飛びつくマスコミにより予想をはるかに上回る注目を集めた
  Jリーグ開幕当初はチケットが入手できずプレミアムが付いた
・世界の名選手がJリーグに集まった
  これから開幕するリーグにジーコ・リネカー・リトバルスキー・ディアスといった
   超名選手が来るなんていま考えてもすごいこと。
・Jリーグ誕生と同時にできた各チームの育成部門の成功
  一流選手がどんどん育つ仕組みが出来た。

②スター選手の輩出
・「夢はワールドカップ」と公言するカズの存在
・中田が築いたこれまで日本にいないアスリートのブランド
  しかも中田が欧州で成功したことで、世界基準をつくりそれに
   今の本田や香川が続き、日本人のプレゼンスが欧州でもあがっている。

③上記2点のタイミング
・ちょうどバブルの終わりの方にJリーグが始まったのだが、これよりも早くても
 まだ人気がついて来ず、遅かったら賛同してくれる企業が少なく成功していなかっただろう。


ということでどんどんJリーグの成功ノウハウをアジアに還元し、
サッカーは欧州・南米だけのスポーツではなく、アジアも強豪国が多いという状態になればと思う。


今日いつも目を通しているニュースアプリで、
アスリートが引退した後の仕事探しがかなり厳しいという記事を見た。

で実際に引退したアスリートが、どんな職業に就いているのか、
検索したらご丁寧にまとめサイトがあり、選手の経歴とその後の職業について
詳しく掲載されているではないか。



これはサッカーの例だが、解説者や監督・コーチになれるのはごくわずかで
日本代表でも活躍した選手でも、サッカーとは全く関係のない仕事をしている選手が多いのには驚いた。

現役時代を知ってる選手も何人もいるし。。

20歳でプロになったとして、サッカーの場合、引退は30歳まぁ長くても
35歳だとして現役生活15年よりもその後の仕事をする年数の方がよっぽど長い。

アメリカのメジャーリーグなんかは引退後の年金制度がしっかりしている。


引退後の生活を考えてプロを断念する人も大勢いるだろうな、
よほど才能がある超一流の選手(サッカーでいえば本田や香川など)は別にして、
夢と現実の狭間で悩んでいる人達にも挑戦し、その後のアフターケアも
できる制度はないものだろうか。

ワールドカップの予選予想をしたついでに、
ワールドカップが盛り上がる条件を考えてみた。

これまでのワールドカップは自分の記憶がある大会(1990年ドイツ以降)は
基本盛り上がってるので余計なお世話かもしれないが、いずれも下記が当てはまっているように思う。

下記3層が盛り上がることが大事だと思う。
①開催国の人々
②サッカーファンの人々
③にわかサッカーファン(潜在層になるのなかな)


①は開催国が実力以上の力を出し切る
日韓ワールドカップやアメリカワールドカップがそうであったように、
優勝しないまでもこれまでも国民が納得するところまでいけばよいと思う。

ただし今回の開催国はサッカー王国のブラジルである。
最低でも決勝まで勝ち進まないといけないだろう。

ブラジルのメディア事情はわからないが、ブラジルが敗退した後の
決勝トーナメントを国民が観戦するだろうか、またはメディアが熱心に伝えるだろうか。

②は強豪国の順当な(多少の番狂わせはあって、も)勝ちあがり
自分もそうだがサッカーファンはワールドカップで、強豪国同士の本気の戦いがみたい。
そしてそれはトーナメントが進むにつれて強豪同士になる。

サッカーに限らずスポーツは番狂わせがあるから面白い。
番狂わせがないスポーツなんてない。

ただしスペインやイタリア、ドイツやアルゼンチンなどが全て
予選リーグで敗退したらどうだろうか。それはそれでつまらない。
1カ国や2カ国くらい勢いで勝ち進むチームがあってもよい、
ただそれが全てであってはいけないのだと思う。

③は人気(有名)選手の活躍だ
新しいスター誕生であってもよいがとにかくスター選手の活躍が必須である。
日韓ワールドカップの時はその象徴がベッカムであり、ロナウドだった。
ベッカムが容姿的にもスターの香りぷんぷんで、
当時はワールドカップのことは詳しく知らなくても、ベッカムのことを
追っかけてる女性が多数いた。

前からのファンからしたら、ワールドカップの時だけ盛り上がって~
なんて言いたくなるかもしれないが、それでもいいのだと思う。
4年に1度なのだから。
そういう社会現象的な盛り上がりも、必要な要素であると思う。

上記①~③の大前提として
・国の誇りをかけたハイレベルな試合内容
・開催中に開催国の治安が維持されている


というのはもちろんある。

もっともハイレベルな試合は実はワールドカップではなく、
ヨーロッパチャンピオンズリーグというのは数年前から言われていた。
1年のほぼ大半をともに練習するクラブチームの方がチームとしての完成度は明らかに高いはず。

ただワールドカップは国民同士の戦いであり、その戦いの場が4年に1度しかないという
貴重な場なので、クラブ同士の戦いとはまた違ったドラマが展開される。
それが今からわくわくしている。(もちろん日本の躍進にも期待)