蹴球中毒 -2ページ目
経営とは様々なトレードオフで成り立っている。
┗不可抗力で立ち行かなくなることもある(経済状況、災害など)
⇒平常時にどれだけ健全な経営をしているか。

経営にとって最もやってはいけないことは、会社をなくすこと。
そのために中小企業は資金繰りが重要である。
⇒年鑑のキャッシュフローだけでなく、日単位でのキャッシュフローをおさえる必要がある。
 特に黒字であっても給料日に現金がなくなり倒産するケースもある。

L(ローカル)の経済では競合が自分達の商圏に入ってくることが少ない。
G(グローバル)の世界だと、競合が多く業界トップ数社しか生き残ることが出来ない。

日本全体でみるとJクラブの経済=Lの世界がマジョリティー(全体の約70%)

スポーツクラブはGに出てい行く際にもLが成り立っていないと(地域に根ざす)
うまくいかなくなる。

Gの経営ポイントは規模の拡大
一方Lの経営のポイントは密度を高めること
 どれだけ地元で密度を高めたチームをつくれるか
   ┗地域での浸透度
   ┗一人一人のお客さんとの密着度

物事を見えるかするには分ける化が有効
 例えば地方のバス会社であれば
   ┗路線ごとの収支
   ┗バスごとの収支
   ┗運転手ごとの収支
   ┗時間帯ごとの収支
→上記それぞれの視点でデータを出すことで課題も見つかりやすい。

そしてデータというファクトを提示して改善を促せる

バスの運転手は職人気質のところがあるので、数値データというファクトを提示することで
改善提案に説得力がある。
(Jクラブの監督も同じような改善提案が有効ではないか)

経営者として問題解決する際には2つのパターンしかない
①AもBも(痛み分け)        AND
②AかBか(どちらかを辞める決断) OR

「AもBも」を決める際には、関係者で話し合ってもらうボトムアップが適している
 関係者で決めた納得感がある。

「AかBか」の際は議論をするのはよいが、最後はトップが全責任を持って決断する
その際に頼るのは 胆力、哲学、価値観

一過性の課題に対してはAもBもでよいが、構造的な課題は
AかBかで決断しないとうまくいかないケースが多い
(日本人は一般的にAもBもで決めたがる)
大企業の場合はそれでもキャッシュの貯えがあるからつぶれることはないが、
Jクラブ規模でそこをあいまいにするとつぶれかねない。

情と理の衝突に耐え、現実と理念の相克を超える権力者としての
タフネスと哲学を持ち合わせた強い人材



冨山さんが考えるJクラブのKPI

リピーターの厚み×客単価
*リピーターが巡回しているか(世代的再生産 親子連れで楽しめるか)
なぜJクラブの経営者はキャリアに関して知っているべきか。

このテーマで各自考えた内容をもとにディスカッションを重ねた。
自分は特に、以下4点だと考えた。

日本のスポーツビジネスの歴史が浅いため
他の産業のように参考になるモデルケースが少ない。(新卒から〇歳で課長になり、
〇歳で部長になり、といったような)  サンプルが多いと、
社員が自らモデルケースを掴める。



長期的にクラブで雇用できる人が少ないため
クラブスタッフやコーチ、特に選手と短い期間で次のステップに
移ってもらうケースがほとんどである。
また選手、コーチに関してはサッカーから次のキャリアへのアドバイスを促す必要も
出てくるため。 (クラブ内でのキャリアチェンジが困難なため、
短期雇用メインだが採用時のキャリアマッチ精度が求められる)



報酬をフックに働いてもらえる
ケースが少ないため
一般企業であれば、自分に向いていない仕事でも、報酬が満足できれば
許容してもらえるケースもあるが、Jクラブではそれが期待できない。
(スタッフ)また働いているスタッフも報酬よりも
 意義や熱意で入ってくるケースがほとんどであるため。



人事専門のスタッフを配置できないケースがあるため
規模の大きな会社であれば人事部で対応するような仕事も、
専門のスタッフを配置できないケースがあるため。