蹴球中毒 -3ページ目
ラリーとセルゲイはグーグルをいくつかのシンプルな原則に基づいて経営してきたが、
そのうち最も重要なのが「ユーザーを中心に考える」ことだった。
最高のサービスを生みだせば、お金はあとからついてくると信じていたのだ。


1番偉い人の役割は、自分のアイディアが最も優れたものではないとわかった時に、
他の人間の邪魔にならないように身を引くことだ。

ビジョンなど、繰り返し伝え、報奨によって強化しなければ、
それが書かれた紙ほどの価値もない。

イエスの文化を醸成する
 なるべく頻繁にイエスと言うのだ。イエスと言えば、物事が動き出す。
 イエスと言えば成長がはじまる。イエスは新たな経験につながり、
 新たな経験は知識と知恵につながる。




How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス) ―私たちの働き方とマネジメント/日本経済新聞出版社

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2015年の箱根駅伝で圧倒的な強さで優勝した青山学院の監督である、
原監督の著書。そして2016年度も圧倒的な強さで青山学院は箱根を制した。

サラリーマン監督といわれ、もてはやされているけど、
やっていることは確かにサラリーマンのメソッドが活きていそう。

選手のモチベーションを常に高めるのと、高い目標をたて自主的に達成しようとする
姿勢を当たり前にする。

大目標を認識させ、その達成に必要な数字を示し、これをクリアするのに、
何をしなければならないか。全てを紙にかいてチームのメンバー全員の頭に刷り込む。
これは営業だけでなく、チームで行う仕事すべてに有効な手法ではないだろうか。

選手に成功体験を与えることを、指導方針の1つに掲げた。
練習の厳しさやつらさ、試合に負けた悔しさを感じさせることも確かに大事だ。
とはいえそんな後ろ向きな経験をさせるだけでは若い選手は伸びない。
やはり勝った喜び、その喜びを一緒に戦った仲間と分かち合う幸せ。
そういうことを実感させることも大事だ。

寮生活の3カ条を作成し、玄関のロビーに張り出した。
監督が選手に言って聞かせることも大事だが、寮生活の中で毎日のように
目で文字を認識させることが学生たちの意識をかえるはずだ。
モチベーションも高まるはずだ、と信じた。

選手個人個人に対して自分自身の目的は何かを明確にさせようと考えた。
人としてどうしたいのか、マンツーマンの対話を通じて、
個々の選手に具体的な目標を持たせようとした。
選手たち個人個人に「目標管理シート」と題した紙を配り、
この1年間の個人的目標を書かせるのだ。

この指導法に手ごたえを感じた私は、さらに「月間目標管理シート」を作った。
チームを6人ほどのグループに分け、選手個人が月間目標を書いた紙を互いに交換し合う。
試合や記録会のたびにこのグループミーティングを行わせ、
初期の目標が達成できているか、あるいは目標に近いところにきているのか、
そうでなければ原因は何なのか、選手同士で個々の状態と進捗状況をチェックさせるようにしたのである。そういう目標が1つ1つクリアできると選手の中に達成感が生まれる。
その達成感は向上心となって新たな目標を生み、その目標を乗り越えることで
さらに一段階上のレベルへあがる。


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