20円で世界をつなぐ仕事 4 | 蹴球中毒

小暮真久


『20円で世界をつなぐ仕事』


~想いと頭脳で稼ぐ社会企業実践ガイド~




会社の後輩が推奨していたので読んでみた本。


今まで知らなかった社会企業家という人の考えに触れることができ新鮮だった。




“想い”と“頭脳”で稼ぐ 社会起業・実戦ガイド 「20円」で世界をつなぐ仕事/小暮 真久



¥1,470

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まず読みはじてめ著者の経歴のすごさに驚いた。


早稲田大学の大学院卒業後、マッキンゼーに入りマネージャーまでなるも、


自らサービスを作りたいということで松竹に転職。


そしてそこでも仕事に対し違和感を感じ、また人のためになる仕事がしたいという


ことで現在の社会企業家へ。




TABLE FOR TWO
という活動を行っているのですがこれがまたよくできた仕組み。




世界には肥満に悩む人が約10億人いるようなのです。


また貧困により食事が満足にできない人が同じく約10億人いるようなのです。




両者の悩みを解決できるのがこの仕組みのすごさ。




企業の食堂や学校の食堂で健康に気を使った食事を提供するのだが、


値段には20円分上乗せした料金設定になってる。


でこの20円は貧困に悩む人たちの1食分の食事代になるというもの。




寄付などでも問題は解決するが寄付だどちょっと恥ずかしかったり


継続性がなかったり、また寄付する側は喜びがともすれば自己満足なのではという疑問がわいてしまう。




ただこの仕組みであれば、健康のためにお金を払うので自分のためにもなるし


それがさらに貧困で悩む人たちのためになるという手軽さと、食事のたびに寄付ができるという継続性がある。




この本を通じ素晴らしい仕組みをしっかりと形にしたことと


社会企業にもビジネスの考えを根付かせようとしている著者の行動力に共感を覚えました。




アメリカはこういった社会事業が産業として発展しているので働らく人の収入も


一般企業と遜色ない、またはそれ以上のものを得ているようです。




ただ日本はまだボランティアの延長という認識が強く、優秀な人が働く環境が整備されていないようです。




ただ著者のような行動力のある人がいることで、将来優秀な人材が


就職先を探す際の選択肢の1つに社会事業が入ってくれば今よりもよい世の中になるだろう


というのと自分も何か協力できることがあるかなと意識できるようになったことも


この本を通じてのことです。