現在長男タローは31歳になりました。小学4年生から中学3年生まで、特別支援学級に在籍していて、公立高校・私立専門学校を卒業。3回離職を繰り返した挙句、障害者 就業・生活支援センターで研修を受けていましたが、そこも無事卒業しました。現在トライアル雇用で働いています。

 

タローは極端に算数が理解できませんでした。

 

数の概念が身に付かなかったんです。というか、受け付けなかったです。

 

小1の1学期では、担任の先生に「数字は3までしか理解してません」て、言われてました。

 

でも、今の仕事は軽作業で、束にするのが仕事です。

 

この仕事を続けたかったら、25が1単位を覚えるしかなく、それを上司に相当厳しく言われたそうな

 

んです。

 

笑い泣き「いいから覚えろ」と。

 

そして、笑い泣き「これだけは頼む、覚えてくれ」とまで。

 

で、タローは25が4束で=100 毎日の繰り返しの中で分かるようになったみたいです。

 

小学生の高学年になっても、25Mプールで4往復したら、100M走の距離になることが分からなかっ

 

たんです。

 

でも、何かのタイミングで獲得出来たりするんですね。

 

 

本人曰く、「出来ない理由は見た瞬間にパニックになるから」だそうで、今は少しだけ向き合えるよ

 

うになったみたいです。