皆さん、こんにちは。パート主夫で介護職のKです。
今日は、僕が今直面している、お金にまつわる家族の悩みについてお話しさせてください。テーマは「親の資産運用」です。
きっかけは実家の通帳。そこに眠っていた「7000万円」という数字
先日、実家の片付けを手伝っていた時のこと。母親から「これ、あんたも一応見ておいて」と、数冊の通帳と古い証券口座の書類を渡されました。
そこに記されていた数字を見て、僕は思わず息をのみました。
預金残高の合計が、約7000万円。
長年、真面目に働き、質素な暮らしを続けてきた両親が築き上げた大切なお金です。驚きと同時に、僕の頭の中には、ある種の「もったいなさ」と「危機感」がこみ上げてきました。
僕が親に「高配当株投資信託」を提案した2つの理由
ADHDの僕は、思い立ったらすぐ行動です。
僕は両親に、その資産の一部、例えば6000万円ほどを「高配当株投資信託」で運用してみないか、と提案しました。その理由は2つあります。
理由①:インフレで「現金」の価値が目減りする現実
親世代は「銀行に預けておけば安心」と信じています。でも、今の時代、それは大きなリスクです。
ご存知の通り、インフレ(物価上昇)が進んでいます。例えば、年間の物価上昇率が3%だとすると、銀行に預けている100万円の価値は、1年後には実質的に97万円に減ってしまうのと同じこと。
7000万円という大金が、銀行で眠っている間に、毎年200万円以上の価値を失っていく可能性がある。この事実を、どうしても伝えたかったのです。
理由②:「お金がお金を生む」配当金生活という希望
では、なぜ「高配当株投資信託」なのか。
これは、定期的に「配当金」という形で利益を受け取れる金融商品です。
仮に、6000万円を税引き後で年利3%で運用できたとします。それだけで、年間180万円、月々15万円の不労所得が生まれる計算になります。
これは、両親の年金にプラスされる、大きな生活のゆとりです。旅行に行ったり、美味しいものを食べたり、将来の介護費用に備えたり…。選択肢が大きく広がるはずだと、僕は熱弁しました。
「投資は怖い」の一点張り。親世代の“投資アレルギー”という高い壁
しかし、両親の答えは、僕の予想以上に頑なものでした。
「投資なんて怖いことはしたくない」
「汗水流さずにお金儲けなんて、ろくなことにならない」
「私たちは、このまま現金で持っているだけで十分だ」
バブル崩壊のトラウマや、過去に流行った詐欺まがいの投資話への警戒心。そして、真面目に働いてきた世代ならではの価値観。僕の理路整然とした説明は、両親が長年かけて築き上げた「高い壁」の前では、何の力も持ちませんでした。
「親を心配してくれているのは分かる。でも、これは私たちのお金だ」
その言葉に、僕は返す言葉が見つかりませんでした。
親の資産運用、説得を試みる前に子供がすべきこと
この失敗を通じて、僕なりに学んだことがあります。
もし、僕と同じように親の資産運用で悩んでいる方がいたら、参考にしてください。
いきなり「お金の話」をしない: まずは親の健康や日々の楽しみについて話を聞き、信頼関係を深めることが大前提。
リスクも誠実に伝える: 「絶対儲かる」といった良い話だけでなく、「元本割れのリスクもある」という事実を正直に話す。
ハードルを極限まで下げる: いきなり6000万円ではなく、「まずは月々1万円で、NISAから始めてみない?」と提案すべきだったと反省しています。
第三者の力を借りる: 子供が言うとカドが立つことも、銀行の担当者やFP(ファイナンシャルプランナー)といった専門家から話してもらうと、素直に聞ける場合もあります。
まとめ:これは僕の“エゴ”なのか?焦らず、時間をかけて向き合っていく
両親を思う気持ちは本物です。でも、その裏には、将来の相続のことや、自分たちの生活への不安が混じった、僕自身の“エゴ”もあるのかもしれない。そう思うと、少し自己嫌悪に陥ります。
お金の話は、家族の関係性を映す鏡のようです。
今は無理強いせず、両親の気持ちを尊重する。そして、インフレの話や、NISAの話を、日常会話の中で少しずつ、焦らずに続けていこうと思います。
この問題に、即効性のある解決策はない。ADHDで白黒つけたがる僕には辛いですが、時間をかけて、家族として向き合っていくしかないんですね。