いわゆるフリーターである。
昼はカルチャースクールのスタッフ、夜はダイニングバーでバイトしている。
一念発起して地元を捨て専門学校に入学したものの、編入だったこともあり授業や課題についていけず、半年ほどたったころに自分の発達障害に気が付いた。
気づいたきっかけはもう覚えていないけど、病院に行って薬を出されたときは許されたみたいな気持ちになって、しばらく泣いた。
それから、自分のなろうとしているものが致命的に向いていないことを知り、就活も惨敗、ショックで外出できなくなった時期もあり単位が危ぶまれたが、卒業だけはなんとかできた。
しばらくは自分を確立し直す時間も必要だな、とちょっと言い訳しながら、現在フリーターをやっている。
過去に精神を壊して入院してから、「泣くほど我慢してはいけない」ということは分かった。
その加減はまだわかっていないので、頑張りすぎてると言われたりしっかりしろと言われながら、まあそんなもんだよなと思いながら食い扶持を稼いでいる。
「こないだまでなりたかったモノ」は、発達障害という個性を逆手に取って武器にできる仕事だと信じている。
けれど「今の」自分には、そうできる元気がまだない。
やりがいもあるし、もともと得意の接客業でそれなりにいきいきと働いているつもり。
スクールの仕事は拘束時間も長くはないし、気を長く持つことだけ気を付ければなんてことはない。
家に帰れば好きに過ごせる。
「なりたいモノ」ににじり寄る時間も確保できるので、恵まれている。
もう一件の職場については長くなるので別記事で書くが、本当に私は恵まれているのだ。
現在その恵まれたぬるま湯にうなじまで浸かっている。
仕事をこなし、今までできなかった趣味にお金を使うことができる。
卒業後すっかりとなりを潜めてしまった「なりたいモノ」になるために動きたい、という気持ちが顔を出してきた。
新卒カードは失ってしまったが、「本当になりたいモノ」に近づいていこうと思う。