(1)これから伸びる学部、厳しい学部8選
個別指導塾CASTDICEが、『これから伸びる学部、厳しい学部8選』と題する動画をアップしていました。
これから伸びる学部、厳しい学部8選 (youtube.com)
この動画の中では、以下のような学部が伸びる学部、厳しい学部として挙げられていました。
伸びる学部
・情報系学部
・国際系学部
・(上位の)生命系学部
・医学部
・(工学部)
厳しい学部
・薬学部
・教育学部
・生活科学
・文学部
それぞれについて私の考えることを伝えたいと思います。
(2)情報系学部
今後の産業のあり方を考えていくと情報関連の知識を持った人材は優遇されると思います。
最も伸び行く分野だと思います。
強いて言うなら、文系よりの学部よりは理系よりの学部の方がベターだと思います。
(3)国際系学部
IT技術の進展により、語学力の重要性は今後低下していく一方だと思います。
特に海外と関係がない企業にとって国際系学部卒の価値は低いと思いますので、比較的下位の国際系学部の評価は、現在の文学部並みになると思います。
(4)(上位の)生命系学部
上位の生命系学部は薬学系・食品系の産業を支える人材として必要とされると思います。
下位の大学までは、大学で学んだことを生かせる職場の需要がないのも予測されるのだと思います。
(5)医学部
今が過剰に評価されすぎていると思います。
ICT技術の進展、日本の財政状況を考えると医師を取り巻く状況は今後厳しくなっちくと思います。
医師の職業状況が大幅に悪化することはないとは思いますが、待遇はゆるやかに低下していくと思います。
最も優秀な人材は情報系学部に進学するようになると思います。
(6)工学部
学科による差が激しいとは思いますが、総じて製造業を支える人材として必要とされると思います。
(7)薬学部
国公立大学は学費と生涯年収との費用対効果からはこれからも良い進学先であり続けると思います。
問題は私立大学薬学部です。
一部の上位の薬学部以外は学費が現状のままでは今後厳しくなっていくと思います。
ただし、学費を大幅に下げるなどの対応をすれば、高校時代の低学力を逆転するチャンスのある学部として一定の需要はあると思います。
(8)教育学部
今の学校の先生を取りまく職場環境は非常に「ブラック」なので、現在の人気は低下しつつあると思います。しかし、
①教師も聖域ではなく、「働き方改革」が進展し、ブラックな環境は改善していくと私は思います
➁教育は国の行く末を左右する大事な部門です
③公務員として身分は安定しています
などの理由により、教育学部の人気はV字回復していくと思います。
(9)生活科学・文学部
学んだことを生かせる職場は少ないと思います。
一部の地頭がよいことを証明できる上位大学以外は厳しいと思います。
(10)法学部・経済学部・経営学部
文学部や(下位の)国際系学部よりはマシですが、ICT技術の進展はホワイトカラー人材の必要性を減じていくと思います。
法学・経済学・経営学の知識を持った人材も上位の大学を除けば、情報系学部を卒業した者との競争になり、相対的に今の優位さを失っていくと思います。
ただし、既存の企業の必要人員は減少していくでしょうが、起業していけばいのだと思います。そのような知識とパワーを持った人材は生き残っていけると思います。
(11)大学の学部選び、文系・理系の選択は慎重に!
今後産業構造は変化していきます。
「大学で学んだことがどれぐらい将来の職業生活に生かせていけるのか?」
このことをよく考えて、大学の学部選び、文系・理系の選択は慎重に行っていった方がよいと思います。