(1)発達特性のある子は内申点が取りづらい
小児科医P先生が
「発達特性のある子は一般に、成績が取りづらい。
特に、内申点が取りづらい。」
という趣旨の記事を書いていました。
内申点が取れない……!|小児科医Pの発達外来診察室 (hattatsu-kids.com)
(2)ADHDの場合
①宿題の提出が滞る
➁授業中の集中が続かず、つい隣と無駄話をしたり、授業に関係ないことをしたくなってしまう
③授業の流れに反した発言をしてしまう
④そもそも集中力が続かず、家庭学習時間が短くなりがち
(3)ASDの場合
①好きな教科には熱心に取り組めるが、好きでない教科には熱心にとり組めない。得意な教科と不得意な教科の差が激しい
➁発表が苦手。上手な発表ができない。
③授業の流れが読めていない。本人には悪気はないのだが、授業の流れを乱す発言をしばしばする(このような生徒には評価が厳しくなるでしょう)
④「教師が嫌だ」と思うと大人の対応ができず、反抗的な対応を取ってしまう。反抗的な生徒に対する評価は低くなりがち。
(4)発達凸凹は成績が伸び悩み、その上内申点は悪くなりがち
小学校ではテストの難易度が低く、多少習得度が低くても点数が取れてしまいます。
しかし、ADHDの子は授業中の集中力が低かったり、家庭学習時間が少なかったりで成績が伸び悩む傾向にあります。
だいたい、IQの数値から10前後低い成績になるように思えます。
IQ100の子はIQ90程度(下から25%程度)
IQ90の子はIQ80程度(下から9%程度)
IQ85の子はIQ75程度(下から5%程度)
中学生なり、学力がテストの点数に正確に反映するようになると厳しい現実にさらされることになります。
IQ85の子は発達に特性の場合普通のIQではないと私は思います。
全日制の高校に行けないリスクがあるIQだと思います。
対策は以下の通りです。
①薬物療法を積極的に導入し、学力の低下を最小限に食い止める
➁小学生の頃から宿題以外の勉強をできるだけするようにする
③私立中学受験を考慮する
小学校で学力を反映しない簡単なテストを使用したり、成績表を甘めにつけて、子どもたちの学力実態を保護者にわかりにくくすることは非常に罪深いと思います。
小学校の先生方はどう考えているのでしょうか?