(1)2023年将棋獲得賞金・対局料ベスト10
日本将棋連盟のホームページに獲得賞金・対局料のベスト10が発表されていました。結果は以下の通りでした。
1位 藤井聡太 名人 21歳 18634万円
2位 渡辺明 A 40歳 4562万円
3位 永瀬拓也 A 31歳 3509万円
4位 広瀬章人 A 37歳 3066万円
5位 羽生善治 B1 53歳 2604万円
6位 豊島将之 A 34歳 2223万円
7位 菅井竜也 A 32歳 1959万円
8位 佐々木大地 C1 29歳 1881万円
9位 稲葉陽 A 35歳 1781万円
10位 伊藤匠 C1 21歳 1728万円
2023年獲得賞金・対局料ベスト10|将棋ニュース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
(2)30代前半の棋士が有利なシステムの中で
将棋の世界では対局料は順位戦のクラスの上位ほど高くなるシステムですので、A級騎士が有利であり、30代前半の騎士が多くなっています。
そんな中C級2組の佐々木大地七段が王位戦・棋聖戦の挑戦者となったことにより8位に、C級1組の伊藤匠七段が竜王戦挑戦者、棋王戦挑戦者決定戦への進出などにより10位にランクインしたことは特筆すべき活躍だったと思います。
また、年齢の若い棋士がほとんどを占めるランキングの中で羽生善治九段が5位にランクインしていることもすごいことだと思います。
経験が生かせない純粋に頭脳だけの世界では年配者は不利なのでしょう。
「報酬はどうあるべきか?」の1つの材料だと思います。
(3)藤井聡太さんはいつまで勝ち続けるのか?
藤井聡太さんはおそらく20台~30台前半までは最強者で居続けると思います。
しかし、年齢的な衰えはいつかは藤井聡太さんにもやってきます。最強者でなくなるのは、30代後半なのでしょうか?40台前半なのでしょうか?
AIの進歩は棋士の寿命を短縮化する可能性があると思います。