(1)良い参考書をひたすらやっていけばよい

 

 高校生のお母さんに、「塾に行かなければいけませんか?」とよく聞かれます。

 

 私は、「良い参考書をひたすらやれば、必ずしも塾に行く必要はありません」と答えています。

 

 もちろん、

 

1.「わからない問題を教えてもらうため」

2.「モチベーションを維持するため」

3.「模擬試験を受けるため」

 

など塾の効用はありますが、

 

1.「わからない問題を教えてもらうため」⇒「学校の先生に聞けばよい」

2.「モチベーションを維持するため」⇒「学校で行うテストを目標にしたり、学校内に同じような志望校を目指している仲間を見つけ、一緒に頑張ればよい」

3.「模擬試験を受けるため」⇒「外部生として受けられる模擬試験を活用すればよい」

 

など代替方法はあると思います。

 

「良い参考書」として、「どの参考書をやればよいのか?」が最大の問題です。

 

ここでは、授業をしない武田塾の「参考書ルート」が参考になると思います。

 

英語では以下のような参考書を順番にこなしていけばよいと思います。

 

 以下の記事や動画を引用しました。

 

【2024年版】これで英語の全てがわかる!武田塾参考書ルート!【甲子園・鳴尾・今津・武庫川・西宮・尼崎周辺の塾・予備校・学習塾】 - 予備校なら武田塾 阪神甲子園校 (takeda.tv)

【2024年版】これで英語の全てがわかる!武田塾参考書ルート! (youtube.com)

 

 

 

(2)基礎徹底レベル

 

 イメージとしては、高校の偏差値が50台の人中学時代から英語を苦手としている人などに使ってほしい参考書ルートです。

 

使う参考書は以下の通り。

『中学版システム英単語』

『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』

『大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編』

『高校基礎英文法パターンドリル』

『高校英文読解をひとつひとつわかりやすく。』

『システム英単語Basic』

『英熟語ターゲット1000』

『こわくない英語出題パターン別長文問題』

『英語長文レベル別問題集3 標準編』

 

最後に紹介した『システム英単語Basic』、『英熟語ターゲット1000』、『こわくない英語出題パターン別長文問題』、『英語長文レベル別問題集3 標準編』日大レベル未満の大学を受ける人向けの参考書です。

 

 

(3)日大レベル

 

使う参考書は以下の通りです。

 

単語・熟語

『システム英単語』『英単語ターゲット1900』『必携英単語LEAP』

『速読英熟語』『英熟語ターゲット1000』

 

英文法

『大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編』

『関正生の英文法ポラリス1』

『英文法・語法Vintage』

 

英文解釈

『動画でわかる英文法 読解入門編』

『入門英文問題精講』

 

長文

『関正生のThe Rules英語長文問題集1・2』

『関正生の英語長文ポラリス1』

 

 

(4)MARCH・地方国公立レベル

 

 ここまでの単語帳や熟語帳、文法の参考書は継続して使ってください。

 

『シス単』であれば1700番まで、『ターゲット』であれば1500番までがMARCH・地方国公立レベルに必要な単語になっています。

 

MARCHレベル・地方国公立レベル共通

『関正生の英語解釈ポラリス1』

『関正生のThe Rules英語長文問題集3』

『関正生の英語長文ポラリス2』

 

MARCHレベル

『英語長文plus 速読トレーニング問題集』

 

地方国公立レベル

『国公立標準問題集CanPass 英語』

『英語長文plus 記述式トレーニング問題集』

 

(5)早慶レベル

 

『速読英単語 上級編』『出る順で最短合格!英検準1級英熟語EX』『大学入試英単語 SPARTA3』

『関正生の英語解釈ポラリス2』

『関正生のThe Rules英語長文問題集4』

『関正生の英語長文ポラリス3』

『世界一わかりやすい早稲田の英語合格講座』『世界一わかりやすい慶応の英語合格講座』

 

 

(6)高校に合格した、あるいは合格できなかった皆さんに伝えいたいこと

 

 大学の合格レベルに達するには、これだけの参考書をこなしていかなければならないのです。より多くの参考書をこなすことができれば、入れる大学の選択肢が広がります。

 

 高校入試に合格できた皆さん。合格の美酒に酔いしれることなく、3年後の大学受験に向けて、一刻も早くスタートを切ってください。

 

 高校入試で残念な思いをした皆さん。落ち込んでいたり、悲しんでいるひまがあったら、3年後の大学受験でリベンジすべく、勉強に取り組んでください。

 

 高校受験はあくまでも途中経過です。

 

 3年後、7年後のあなたが笑っているのか、泣いているのかはこれからの3年間、7年間にかかっていると思います。