(1)希望通りの大学に合格しなかった場合にどうするか

 

 2021年に「希望通りの大学に合格しなかった場合にどうするか」というテーマで記事を書きました。

 

 当時とは少し考え方が変わりましたので2024年版「希望通りの大学に合格しなかった場合にどうするか」を書いてみたいと思います。

 

①とりあえず、合格できた大学に進学する

②浪人する

の2つの選択肢に大きく分かれます。そして、以下のことを考えます。

 

(2)合格できた大学が将来の目標を達成可能か、どうか

 

 例えば、「教師になりたい」という希望があった場合、教員免許が取れる大学に入学できたら、その大学で教員への道を目指せばいいと思います。合格できた大学では教員免許を取ることができないのなら、浪人するか、教師への道を諦めるかになります。

 

 小学校、中学校の教師になりたいのなら、静岡大学や常葉大学だけでなく、小学校教師志望の場合は静岡福祉大学も、中学校教師の場合は静岡英和学院大学など難易度の低い大学も抑えとして受験しておいた方がよいと思います。

 

 「医師になりたい」場合は、医学部に合格できたかどうかが問題になります。医学部の場合は1年浪人したからといって合格できるというわけでは必ずしもありません。何年間の浪人生活になら耐えられるのかを考えて選択すべきだと思います。

 

 実際に研究者になっている人の多くは研究が盛んな大学(=難易度の高い大学)を卒業しています。ただし、大学院で研究が盛んな大学に移ることが可能なので、合格できた大学からの捲土重来を期したらどうでしょうか?

 

(3)高校時代にそれなりに勉強してきたか、どうか

 

 高校時代にそれなりに勉強して来た人は、勉強習慣がついているので、浪人生活でも一定の学力向上が望めます。ただし、相対的に伸び代は小さいかもしれません。

 

 高校時代にあまり勉強してこなかった人は、勉強習慣がついていないので、勉強に取り組むことができずに、伸び悩んでしまうかもしれません。しかし、ちゃんと勉強に取り組めば、伸び代は大きいと思います。

 

 このような方にお勧めするのは「北九州予備校」です。

 

 「監獄」などと称されていますが、勉強の習慣がついていない人はこれぐらいの所にいかないと学力は伸びないのかもしれません。

 

 

(4)大学受験中の保護者の方へ

 

 お子さんは精一杯試験に取り組んでいると思います。

 

 しかし、残念な結果に終わる可能性もあると思います。その時に適切な対応ができるように、合格できた大学に入学するのか、浪人するのか。浪人するのならどういう形で浪人するかを、お子さんに気がつかれないように、調べて、検討してみてください。

 

(5)中学生、高校生の方々へ

 

 十分な学習を積み重ねていないと、将来の希望を実現できる大学に合格できず、希望を諦めるか、浪人するかの選択を迫られることになります。

 

 たいていの静岡県の中学生や高校生は全力で勉強していることはないように見受けられます。そして、高校受験にしろ、大学受験にしろ、その段階で自分が入学できる学校に入学していきます。

 

 もっと勉強すれば違った選択肢を選ぶことができたでしょう。浪人すれば選択肢の幅は広がりますが、本人の精神的な苦痛は大きいですし、家族の経済的な負担も大きいです。浪人が経済的に許されない家庭もあると思います。

 

 中学生の皆さん、高校生の皆さん。あなたたちは大人から、「もっと勉強しよう!」「もっと勉強しなさい!」などといわれて嫌な気持ちになることも多いと思います。しかし、大人はあなたたちに希望を諦めて欲しくないのです。苦い選択に悩むような状況に陥って欲しくないのです。

 

 勉強しなかったら、どのような18歳の春が訪れるか?

 勉強しなかったら、どのような社会人生活が待っているか?

 考えていただきたいと思うのです。