(1)学力と能力・環境・本人の努力の関係

 

 学力は能力と環境と本人の努力で高くなったり、低くなったりすると思います。

 

 能力が高ければ学力は高くなり、能力が低ければ学力は低くなるでしょう。

 

 家庭環境に恵まれれば学力は高くなり、教育環境に恵まれなければ学力は低くなるでしょう。

 

 本人が努力すれば学力は高くなり、努力しなければ学力は低くなるでしょう。

 

 

(2)能力・環境・本人の努力の1つがなくても学力を高めることは可能

 

 能力・環境・本人の努力の1つがなくても学力を高めることは可能だと私は思います。(ただし、簡単に達成できるわけではないと思います)

 

 たとえ能力が低くても環境に恵まれて、本人が努力をすれば学力を高めることは可能だと思います。

 

 たとえ環境に恵まれなくても、本人の能力が高く、努力すれば学力を高めることは可能だと思います。

 

 たとえ本人があまり努力しなくても、能力が高く、環境に恵まれれば学力を高めることは可能だと思います。

 

 

(3)能力・環境・本人の努力の1つだけでは学力を高めることは困難

 

 能力・環境・本人の努力の1つだけでは学力を高めることは困難だと思います。

 

 いくら能力が高くても、環境に恵まれず、本人も努力しなければ学力は低迷するでしょう。

 

 いくら環境がよくても、能力に恵まれず、本人も努力しなければ学力は低迷するでしょう。

 

 いくら本人が努力しても、能力や環境に恵まれなければ学力は低迷するでしょう。

 

 

(4)「やれば、できる!」、本当ですか?

 

 「やれば、できる!」という言葉が教育現場では流布しています。

 

 ある程度の能力のある人、ある程度の環境に恵まれた人にとっては該当することだと思います。

 

 しかし、現状では能力と環境に恵まれない人には該当しないと思います。

 

 能力の低い人の学力を向上させるのには困難が伴うと思います。

 良い環境を用意しないとならないと思います。

 これは特別支援だと思います。

 

 環境に恵まれない人も学力を向上させるのは困難だと思います。

 しかし、環境に恵まれない人の学習環境の整備のために資金を投入すべきだと思います。大学無償化よりも優先すべき施策だと思います。

 

 「やれば、できる!」と多くの人が信じられる社会を実現すべきだと思います。