(1)静岡市内の主な私立中学校の2021年~2024年の志望者数

 

 私学ネットのホームページに1月4日現在の私立中学受験の志願者数が発表されていました。

中学応募状況 (shizuoka-shigaku.net)

 

 (1月4日現在の数字なので、その後志望者数が多少増える可能性はあります)

 

        募集定員  2021年  2022年  2023年  2024年

 

静岡聖光    100     397   290            101   180   

静岡サレジオ   80       91   143           134   159 

(静岡サレジオは一般入試と特待生入試を合わせた数値のようです)

静岡学園     90     145     137             122   123 

静岡北      60       82    95               96     70  

静岡翔洋     120       162     177           166        175

静岡雙葉    150      105         130           138        110

静岡英和     90        55     52              51     49

常葉       60        42     26              26     33

橘        75⇒90     65     53            78       75 

城南静岡     30       16      26              21     25

静岡大成       80⇒70      46    49                46    32 

 

 

(2)今年の志願者の動向について

 

 定員以上の志願者を集めていた、静岡サレジオ、静岡学園、静岡北、静岡翔洋、静岡聖光学院などの学校は昨年と同様に定員以上の志願者を集め、定員割れしていた静岡雙葉、静岡英和、常葉、橘、城南静岡、静岡大成などはやはり定員割れをしていました。

 

①昨年大幅に志願者を減らした静岡聖光が再び志願者数を戻していました。

②静岡サレジオは定員の約2倍の志願者を集め、静岡翔洋とともに大幅な定員超過です。

③静岡北中は、静岡サレジオ、静岡翔洋中、清水南中の志願者増のあおりを受けて、志願者数が減少しています。

④静岡雙葉、静岡大成などの定員割れしている中学校は更に影響が大きいと思います。

 

 静岡雙葉は2年前の105人から、130人、138人と着実に回復傾向にあるようです。

 

 大勝ち組:静岡大学附属静岡、清水南、静岡サレジオ、静岡翔洋

 中勝ち組:静岡学園、静岡北、静岡聖光

 負け組:静岡雙葉、静岡英和女学院、静岡大成、常葉、橘、城南静岡

 

といったところでしょう。

 

 静岡大成や橘はどれぐらい2次募集でどれぐらいの志願者がいるのでしょうか?

 

(3)2025年受験に向けて

 

 中学校の明暗が分かれた2024年入試だったと思います。

 女子校は女子に選ばれなくなりつつありますので、思い切った改革を行わないとじり貧だと思います。

 静岡雙葉はプライドを捨てて、入試日程の複数化を図らないと大変なことになると思います。

 

 静岡北中や静岡学園も静岡大学附属静岡中、清水南中、静岡サレジオ中などを落ちた人を回収するために、現在よりも多めの定員を2次募集のために残しておいた方がよいと思います。