(1)2023年国家公務員総合職試験出身大学別合格者数

 

 2022年国家公務員総合職試験の出身大学別合格者数が人事院から発表されました。

 出身大学別合格者数(合格者10名以上の大学のみ)は以下の通りです。

 

【2023総合春】C1・2-2023 最合発表_資料1~3 (jinji.go.jp)

 

1.東京大学 193人

2.京都大学 118人

3.北海道大学 97人

4.早稲田大学 96人

5.立命館大学 78人

6.東北大学   70人

7.中央大学 68人

8.岡山大学 55人

9.慶應義塾大学 51人

9.九州大学 51人

11.広島大学 50人

12.明治大学 49人

13.大阪大学 48人

14.千葉大学 47人

15.東京工業大学 46人

16.筑波大学 41人

17.東京理科大学 40人

18.大阪公立大学 37人

19.名古屋大学 35人

19.新潟大学 35人

21.日本大学 29人

22.神戸大学 27人

22.一橋大学 27人

22.専修大学 27人

25.横浜国立大学 24人

26.東京農工大学 23人

27.同志社大学 22人

27.東京海洋大学 22人

29.信州大学 18人

30.岩手大学 17人

30.東京農業大学 15人

31.東京都立大学 16人

32.名古屋工業大学 14人

33.お茶の水女子大 13人 

33.上智大学 13人 

33.立教大学 13人 

33.静岡大学 13人

37.宇都宮大学 12人

37.関西大学 12人

37.近畿大学 12人

40.金沢大学 11人

41.鹿児島大学 10人

41.長崎大学 10人

 

 東京大学の合格者数は、256人⇒217人⇒193人と低下の一途をたどっています。

 東大生にとって国家公務員総合職が魅力的な職場ではなくなっているのでしょう。

 これは憂慮すべき事態だと思います。

 優秀な人が国家公務員総合職を目指すような制度改革が必要だと思います。

 

 合格者数上位では立命館大学が63人(7位)から78人(5位)に、中央大学が49人(9位)から68人(7位)に合格者数を増やしました。

 

 GMARCHでは、中央大学68人(7位)、明治大学49人(12位)、立教大学13人(33位)はランクインしていましたが、、青山学院大学、法政大学、学習院大学はランクインしていませんでした。

 

 日東駒専・産近甲龍でも、日本大学29人(21位)、専修大学27人(22位)、近畿大学12人(37位)の3大学はランクインしていました。

 

 学生の可能性を大学の入試難易度だけで判断するのは間違っていると思います。

 

 学歴フィルターのような制度は社会の成長を阻害すると思います。

 多くの学生にチャンスを与えてほしいと思います。

 

 静岡県内の大学では、静岡大学がランクインしていました。

 静岡県立大学や常葉大学もランクインするとよいのですが・・・。

 

 

(2)2022年国家公務員総合職試験出身大学別合格者数

 

 2022年国家公務員総合職試験の出身大学別合格者数は以下の通りです。

 

C12-2022saigo_shiryo.pdf (jinji.go.jp)

 

1.東京大学 217人

2.京都大学 130人

3.北海道大学 111人

4.早稲田大学 84人

5.東北大学   75人

6.慶應義塾大学 71人

7.立命館大学 63人

8.岡山大学 61人

9.中央大学 49人

10.千葉大学 47人

11.大阪大学 46人

12.名古屋大学 45人

13.東京工業大学 44人

13.広島大学 44人

13.九州大学 44人

16.明治大学 34人

17.神戸大学 30人

18.東京農工大学 29人

19.筑波大学 27人

19.新潟大学 27人

21.東京理科大学 26人

22.法政大学 24人

23.一橋大学 23人

24.横浜国立大学 22人

25.大阪公立大学 21人

26.東京都立大学 20人

26.同志社大学 20人

28.日本大学 18人

29.岩手大学 17人

30.東京海洋大学 15人

30.東京農業大学 15人

32.愛媛大学 13人

33.専修大学 11人

33.中京大学 11人

33.鹿児島大学 11人

36.東京外国語大学 10人

36.金沢大学 10人

 

(3)国家公務員総合職試験合格者の出身大学別合格者数(2021)

 

1.東京大学 256人

2.京都大学 115人

3.北海道大学 80人

4.岡山大学 78人

5.早稲田大学 77人

6.慶應義塾大学 68人

7.東京工業大学 67人

8.東北大学 65人

9.千葉大学 57人

10.中央大学 56人

10.九州大学 56人

12.広島大学 54人

13.立命館大学 45人

14.東京理科大学 38人

15.大阪大学 37人

16.名古屋大学 36人

17.神戸大学 35人

18.一橋大学 32人

19.東京農工大学 28人

20.筑波大学 26人

21.明治大学 25人

22.横浜国立大学 21人

23.新潟大学 19人

23.同志社大学 19人

25大阪府立大学 17人

26.金沢大学 16人

27.東京海洋大学 15人

27.日本大学 15人

27信州大学 15人

30東京都立大学 14人

31岩手大学 13人

32.中京大学 13人

33.大阪市立大学 13人

34.東京外国語大学 11人

35.上智大学 10人

35.法政大学 10人

 

 

(3)大学の入試難易度と知名度と合格者数

 

 大学の入試難易度や知名度と合格者数は相関がそれほど大きくないように思います。

 

 立命館大学、岡山大学、中央大学、千葉大学、広島大学、岩手大学、中京大学などは大学の入試難易度や知名度の割に健闘しているといえるように思います。

 

 逆に上智大学、青山学院大学、立教大学は知名度のわりには2022年は合格者は10人未満です。青山学院大学と立教大学は2021年も10人未満でした。

 

 公務員試験は学歴フィルターで出願が受けつけてもらえないことはありません。

 

 もちろん、面接での評価という形で学歴の影響を多少は受けるかもしれませんが、民間よりは小さいと思います。

 

 大学の評価が低いことに心を痛めている人は公務員試験で下剋上を起こして欲しいと思います。そのような事例が増えれば、「学歴フィルター」は徐々に縮小していくと思います。

 

 個人的願望は、静岡大学、静岡県立大学、常葉大学などの県内の大学がこのようなランキングに名を連ねることです。何年後に願望は叶うのでしょうか?