(1)夏休み中の患者さんに伝えたい3つのこと

 

 夏休み中外来受診している患者さんには、

 

「夏休みはどのように暮らしていますか?」と聞いています。

 

そして、その後に次の3つのことを伝えています。

 

①宿題以外にできるだけプラスアルファの学習をすること

②家事をできるだけ分担すること

③きょうだいけんかをできるだけしないようにすること

 

夏休みは宿題だけでなく、プラスアルファの学習をすることが大切! | ADHDの小児科医が伝えたいこと (ameblo.jp)

 

 

(2)家事をできるだけ分担することの効用

 

 夏休み中に家事を分担することにはいくつかの効用があると思います。

 

①将来の家庭生活を考えることをきっかけにして、自分の将来を考える手掛かりになる

②めんどくさいことが苦手な発達凸凹の子に、めんどくさいことを我慢する練習の場を提供

③「働くこと」や「バイト」の練習になる

 

 外来に来た男の患者さんには次のようなことを聞くことにしています。

 

「貴方は将来結婚して家庭生活をもつのなら家事は奥さんとどのように分担しますか?

 半々分担しますか?

 奥さんに多めに分担してもらい、奥さんが6割、貴方が4割ぐらいですか?

 奥さんに7割ぐらいやってもらいたいですか?」

 

 けっこう、「半々やるつもり」の男子が多いのには、時代の流れを感じます。

 

 私自身は仕事が忙しかったこともあり、家事負担はほとんどしてこなかったことのですが、そのようなことはおくびにも出さず、

「最近の女性は、家事の分担をしっかりしない男性とは結婚したがらないようだから、結婚したかったら頑張ってできるだけ家事を分担するようにしてね。今から練習しておくといいと思うよ」と話しています。

 

 家事は発達凸凹の子にとっては、「めんどくさい仕事」の一つだと思います。

 しかし、「結婚したい」「家庭を持ちたい」と思っている子には、めんどくさいことに向き合う練習の場になると思います。そして、「勉強する」という別の形の「めんどくささ」に耐える一助になることも期待できると思うのです。