(1)3月21日午後9時からNHK総合テレビで「きよしこ」放送

 

 重松清さんの「きよしこ」が、3月21日午後9時からNHK総合テレビで放送されます。

 

 吃音の少年の成長ストーリーです。

 

 「滑らかにしゃべれない」

 「みんなができることができない」

 「みんなに馬鹿にされたり、笑われたりする」

 

 発達に特性のあるお子さんよりも、目立つ分だけ吃音のお子さんの方がよりつらい立場なのかもしれません。

 しかし、心の痛みは共通するように思います。

 

 吃音のあるお子さんとその家族だけでなく、発達に特性のあるお子さんおよびその家族にも是非とも見て頂きたいドラマです。

 そして、吃音も、発達に特性もないお子さんやその家族にも見て頂きたいドラマです。

 重松清さんの原作も是非とも読んでみてください。

 

 

(2)ネタバレになりますが、あらすじです。

 

 

 ネタバレになりますが、ドラマのサイトにあったあらすじです。

 

 この内容を読まずにドラマを見た方がより感動すると思います。

 以下のあらすじは裏の時間帯にやっている広瀬すずさんのドラマを見ようと思っている人向けです。

 

小説家の白石清(安田顕)の元に吃音の息子を持つ母親から「吃音なんかに負けるなと息子を励ましてもらえないか」という手紙が届いた。

 

白石は幼い頃に思いをはせ、担当編集者の野村(菊池風磨)に「個人的な話を書かせてほしい」と告げる。

先輩編集者の室井(吹越満)はその言葉の意図を察していた。


白石は少年時代から吃音を抱えていた。特にカ行とタ行が苦手で自分の名前「きよし」さえつっかえてしまう。

父・賢一(眞島秀和)の仕事の都合で何度も転校をし、自己紹介の度にクラスメイトから笑われる経験があったのだ。


小学1年、初めての転校でそのつらさを感じたきよし。母・曜子(貫地谷しほり)からクリスマスプレゼントに何を欲しいか聞かれた時も、本当は魚雷戦ゲームが欲しかったのに、“ぎ”で始まるために言いだせず、「飛行船でいいのね」と念を押されても答えられなかった。

 

友だちにも家族にも思っていることを言葉にして伝えられないきよしは、なんでも話せる友だちが欲しかった。聖歌の「きよし この夜」を「きよしこ の夜」と勘違いして想像した“きよしこ”が理想の友だちだ。いつか子ども部屋の窓をたたいて現れてくれないか、“きよしこ”とならスラスラしゃべれるのに…。


しかし現実のきよしのクリスマスは、子ども会で意地悪をされ、家では父親から「飛行船」をプレゼントされる、悲しい思い出の日となってしまった。自分の思っていることを伝えられないもどかしさに苦しむきよしの前に、“きよしこ”が現れる…。

 

表題の「きよしこ」のほか、孤独なおっちゃん(千原せいじ)との交流を描いた「どんぐりのココロ」。

好意を寄せてくれる地元の女子大生(福地桃子)とも家族とも離れた東京への進学を選ぶ決意と旅立ちを描いた「東京」の3編を中心に、大人になった白石がいまだ吃音を抱えながらも妻の早織(西田尚美)との温かい生活の中、一冊の本を書き上げるまでを描く。

 

 

(3)重松清さんの作品はソーシャルスキルを身につける上でよい材料になると思います

 

 重松清さんの作品は短編連作の形式を採っていることも多く、読みやすいと思います。

 場面・場面で違った登場人物が出てきて、それぞれの登場人物の気持ちを考える練習になると思います。

 ソーシャルスキルを身につける上でよい材料になると思います

 

 「きみのともだち」も是非とも読んで欲しい本です。

 

 こちらのブログも参照してください。