ADHD/HSPの"生きづらさ"を解消する
ADHDは「誰といても孤独」を感じている——人の輪の中にいるのに自分だけ違う気がする
飲み会に参加した。
みんな楽しそうに笑っている。
自分も笑っている。
話も聞いている。
相槌も打っている。
でも心のどこかで、
透明な壁一枚隔てて
向こう側を見ている感覚がある。
同じ空間にいるのに、
自分だけ違う世界にいるような気がする。
「なんで溶け込めないんだろう」
「みんなは楽しそうなのに」
「自分だけがおかしいのかな」
人の輪の中にいるのに孤独。
一人でいる時より、
誰かと一緒にいる時の方が
孤独を強く感じることがある。
■なぜ「一緒にいるのに孤独」になるのか
ADHDの脳は、
会話の処理の仕方が違う。
複数人の会話では、
話題がどんどん切り替わる。
定型発達の人は
自然にその流れについていける。
でもADHDの脳は、
ひとつの話題を深く処理している間に
次の話題に移っている。
「え、今何の話してるの」
「さっきの話まだ考えてたのに」
ついていけなくなった瞬間、
「自分だけ取り残されている」感覚が生まれる。
さらに、ADHDの興味は極端。
みんなが盛り上がっている話題に、
自分だけ興味が持てないことがある。
逆に自分が話したいことは、
周りには刺さらない。
「この人たちとは波長が合わない」
でも、どのグループに行っても
同じ感覚になる。
だから「自分がおかしいんだ」と思ってしまう。
■HSPが作る「透明な壁」
HSPの特性があると、
人と一緒にいる時に
ものすごい量の情報を処理している。
誰が誰に気を遣っているか。
誰と誰の間に微妙な空気があるか。
自分がどう見られているか。
会話の内容より、
「場の空気の分析」に脳が占領される。
そうなると、
会話に集中する余裕がなくなる。
体はその場にいるけど、
意識は「場の観察」に向いている。
これが「透明な壁」の正体。
参加しているのに参加できていない。
いるのにいない。
この中途半端な状態が、
孤独感を強烈にさせる。
■「分かってもらえない」という絶望
ADHDやHSPの感覚を
言葉にするのはとても難しい。
「みんなと一緒にいると疲れる」と言えば、
「じゃあ来なきゃいいじゃん」と返される。
「一人が好きなわけじゃない、
でも一緒にいると孤独を感じる」
この矛盾を理解してくれる人は少ない。
だからますます一人で抱え込む。
「どうせ言っても分からない」
「説明する方が疲れる」
そうやって人との距離が開いていって、
本当に一人になってしまう。
■孤独を感じやすい脳との付き合い方
まず、
「孤独を感じること」と
「孤独であること」は違うと知ること。
ADHDの脳は孤独を感じやすい構造になっている。
でもそれは「実際に孤立している」わけじゃない。
脳が勝手に
「ここに自分の居場所はない」と
判断してしまっているだけ。
だから孤独を感じた時に、
「また脳がそう言ってるだけ」と
一歩引いて見る。
次に、
「少人数」か「1対1」を選ぶ。
大人数の場が苦手なのは、
脳の処理能力の問題。
4人以上になると
会話の情報量が爆発的に増えて、
ADHDの脳は追いつけなくなる。
2人か3人なら、
深い話ができるし、
自分のペースで話せる。
「大人数が苦手」は
コミュ障じゃなくて、
自分に合った人数が違うだけ。
そして、
「同じ感覚を持っている人」を見つけること。
ADHDやHSPの当事者同士だと、
「あるある」で繋がれることが多い。
「分かってもらえた」という体験は、
孤独感を溶かす力がある。
SNSでもいい。
当事者会でもいい。
たった1人でもいい。
「この人には分かってもらえる」と
思える相手がいるだけで、
日常の孤独感がかなり違ってくる。
■一人の時間も大切にしていい
人といると孤独を感じるなら、
一人の時間を罪悪感なく過ごしてほしい。
一人でいることは、
孤立じゃない。
ADHDやHSPの脳にとって、
一人の時間は回復の時間。
誰の感情も読まなくていい。
空気も読まなくていい。
自分のペースで過ごせる。
一人の時間で充電してから、
また人と会えばいい。
■最後に
「誰といても孤独」
この感覚を持ち続けていると、
いつか「もう誰ともいたくない」に
変わってしまうかもしれない。
でもその前に知っておいてほしい。
孤独を感じるのは、
「繋がりたい」と思っているから。
本当に人に興味がないなら、
孤独は感じない。
孤独が辛いということは、
心のどこかでまだ
「分かり合いたい」と思っている証拠。
その気持ちがある限り、
繋がれる相手は必ず見つかる。
大人数じゃなくていい。
浅く広くじゃなくていい。
たった1人でいい。
「この人の前では透明な壁がない」
そう思える人を見つけた時、
孤独の景色が変わるから。
ADHD/HSPの“生きづらさ”を解消するヒントを配信してます。
ADHDかんたん適職診断
https://lucky-s.net/adhdaishile/1-2/