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小学校の頃、
学校で流行っていたのは
ドッジボールだった。

 

 

 

休み時間も放課後も、
みんなでボールを追いかけていた。

 

 

 

そんな中、
僕は地区大会に出場する
学校代表に選ばれた。

 

 

 

ポジションはエース。
野球部で鍛えていたこともあり、
ボールを投げる速さと力には
自信があった。

 

 

 

いざ試合が始まると、
野球で培った肩が火を吹いた。

 

 

 

相手チームに向かって
ボールを投げれば、
次々とアウトを取ることができた。

 

 

 

まるで無双状態。

 


気づけばチームの仲間たちから
「任せたぞ!」
と言われる存在になっていた。

 

 

 

エースとしての責任は
大きなプレッシャーでもあった。

 

 

 

でも、その重圧を
「投げて勝つ」という
シンプルな気持ちで跳ね返した。

 

 

 

試合を重ねるごとに
勝利を積み重ね、
ついに地区大会で優勝した。

 

 

 

その瞬間の喜びは
今でも忘れられない。

 

 

 

みんなが歓声を上げ、
肩を叩いてくれる。

 

 

 

あの時だけは
「僕はヒーローだ」と
心から思えた。

 

 

 

野球部で練習を続けた成果が
別の場面で発揮されたこと。

 

 

 

それが大きな自信になった。

 

 

 

普段は失敗を恐れて
なかなか挑戦できない僕。

 

 

 

でもあの日だけは
怖さよりも楽しさが勝った。

 

 

 

「やればできる」
その感覚を初めて
実感した瞬間だった。

 

 

 

ドッジボールでの優勝は、
小さな出来事かもしれない。

 

 

 

でも子どもの僕にとっては、
確かに輝く栄光だった。

 

 

そして今振り返ると、
あの経験は僕に
「努力は報われる」
という感覚を与えてくれた。

 

 

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小さな勝利でも、
心に刻まれる大切な記憶。

 

 

 

それが僕にとっての
ドッジボール優勝だった。