皆さんこんにちは!


 前回はジャッカロープについて紹介しましたね。


 前回の頁を見ていない方は、是非一度読んでから御覧ください。


 それでは続きをどうぞ♫



 剥製が飾られているという、珍しいタイプのUMA
ジャッカロープ。

 しかし、ジャッカロープの存在を否定する人達がいることもまた事実です。

 彼らがジャッカロープを信じない理由はズバリ、ジャッカロープの生まれた経緯です。

 兎は草原を生き延びる為に長く大きな耳に進化してきました。

 そう、兎は戦う為の力を敢えて全て捨て、生存競争に勝つため、逃げて生き残る為に自らの感覚を発達させたんですね。

 そんな兎にとって、鹿のような大きな角は邪魔でしかない、と主張しているのです。

 しかも、ジャッカロープ否定派の人達は『ジャッカロープはヘリック兄弟が作り上げたもの』だと思っています。

 ワイオミング州のダグラスという街に住むダグラス、ラルフ兄弟

 彼らは1939年、狩りを終えて捕まえた野ウサギを鹿のそばに置きました。

 その光景を見た弟のラルフは『ウサギに角が生えたみたいだ。』と言い、それを聞いた兄のダグラスは試しに括り付けてみることに。

 面白いと思った兄弟はそのままジャッカロープとして店で販売しました。

 つまり、ヘリック兄弟が人工的に死体を作り上げたものだと主張しているんですね。

 さらにジャッカロープは伝承こそ広く広まっているものの、近年では信憑性の高い目撃情報も無く、その存在が架空だという意味で伝説の生物となっていきました、、、。


 ツ『偽物だったんですか!?』


 天『どっちの主張が正しいのか、またはどっちも間違えてるのか、審議は不明ってやつだね。』


 ツ『ムムム、、、兎型UMAなんて珍しいから、私の後輩に相応しいと思ったんですがね、、、いないんじゃどうにもなりませんね。』


 天『フッフッフッ、甘いよツッチー君。』


 ツ『どういうことですか?剥製は偽物だったなら、もういないって事ですよね?』


 天『僕は〘剥製が偽物〙とは言ったけど〘いない〙とは一言も言っていないのだよ!』


 ツ『、、、シャーロキアンなのは分かりましたけど、そのネタ分かりづらいですよ?人と喋るときにそんな喋り方してるから友達できないんですよ。』


 天『、、、それはさておき、この話を聞いた上でジャッカロープの真偽を確かめようじゃないか。』


 
 人々の中でジャッカロープが架空の動物になりつつあったある日、ワシントンポストに衝撃のニュースが流れます。

 そのニュースが流れたのは2005年。そのタイトルは、、、”ジャッカロープの死体が見つかった!

 なんと幾星霜の時を経て、角付きのウサギの死体が一般女性宅の庭先で発見されたのです。

 このジャッカロープはこれまでの人工的な剥製とは違い、まさに本物の角を持った兎でした。

 『ジャッカロープがホントにいた!』と話題になった事から、この死骸を獣医のデニス·ベッシュトールドさんが調査をしました。

 すると、あるものが大きく関わっている可能性が出てきたのです。

 それは、、、ウサギ乳頭腫ウイルスです。

 (*少しショッキングな画像なのでご注意下さい)


 これはウサギがウイルスにかかり、イボが肥大化してしまうという病気です。

 このウイルスに感染してしまうと、イボが大きくなり突起が出来てしまうというもの。

 そしてその突起は、極稀に頭にも出来る事があるのが確認されています。

 感のいい方ならピンと来ましたよね?

 そう、『ジャッカロープの正体はこれだったんじゃないか?』と考える方がこの一件でかなり増えました。

 しかし、13世紀から目撃されているこの動物の存在は本当にウイルス性の病気だったのでしょうか? 

 近年は動物愛護団体の活動によって剥製は貴重なものとなっています。

 動物保護と環境保護が進めば、もしかしたら本物のジャッカロープが見つかるかも知れません。

 是非その際は、ウィスキーを分けて上げて下さい、、、。


 ツ『本物の角みたいですね、、、。』

 天『人間も遺伝子の異常でほくろやイボが肥大化する病気があって、“ツリーマン”と呼ばれているみたいだね。』

 ツ『なんかかわいそうですね。何もしてないのに凶暴なんて言われて。』

 天『是非一度この目で見てみたいね。』

 ツ『次回はどんなお話ですか?』

 天『運次第だけど、ペット育成にしようかな?』

 ツ『私の主役回ですか!?早めに準備しておかないと、、、!』

 天『まぁまぁ落ち着いて。』

 ツ『それじゃあ今回のお話はここまで!』

 天&『それでは皆さん!』


いずれまた、赤い夢の世界で、、