場面は替わり
ラロザ『やっと着いたぜ』
ラロザはゴッドパレスが浮上している場所の麓にやって来ていた。
ラロザ(まだ他の仲間は来ていないのか？それとも先に進んじゃったのか…？)
すると、その時だった。
ラロザ『…！！』
ラロザ(今、僅かにだがヘラクレスの気を感知した)
ラロザ『待ってろ…今行くからな！』
ヒューーーン！
ラロザはゴッドパレスに向かっていった。
場面は替わり
ミオル『…！』
メロディー『ミオルさん、どうされましたか？』
ミオル『今、あのタワーからイクトの気を感じたの』
メロディー『本当ですか！？』
ミオル『はい！』
メロディー『でしたら、イクトさんの元に行ってあげてください。私は私で動きますので』
ミオル『ありがとう…メロディーさん！』
ヒュッ
ミオルとメロディーは別行動を取る事に
またまた場面は替わり
雷丸『黒雷！！』
バリバリ！！
クイーンアント『効かぬ！』
ぞろぞろ…
クイーンアントは瞬時に大量の蟻を生み出し、蟻達を盾にした。
雷丸『あーーー、またこれかよ！』
クイーンアント『女王アリは常に子作りをする事が使命。それは時として武器にもなる』
雷丸『な…お前子作りを何だと思っているんだよ！』
クイーンアント『フン』
ボッ
クイーンアントは即座に卵を形成すると
ブワッ…カサカサ
雷丸『フン！』
ドガァァァン！！！
雷丸『ドヤ！全体爆発だ！』
ところが…
ザクッ！
雷丸『いてっ💦』
雷丸は蟻に噛まれていた。
雷丸『くそ…数が数だ。一撃じゃ仕留め切れん』
雷丸(それだけじゃない…。こいつ結構強い…)
余談ですが、雷丸は武器の解放＆ギガバウンドを発動している状態です。描写されていないところで、雷丸をかなり追い詰めている感じですね…。
雷丸(ここはパワータンクモードを発動して、一気に片を付けるか？)
クイーンアント『悩んでいるのう。…が、手は抜かん！』
ボッ…カサカサ！！
クイーンアントは次々に蟻を召喚していく。
雷丸(俺っち達の戦いは常に死と隣り合わせ…。だが…！)
雷丸『…！！』
雷丸はライナマイトを手に、全身にエネルギーを纏った。
雷丸『いくぞ、蟻女！』
ビューーーン！！！
雷丸『くらえ、ボルテックインパクト！！』
クイーンアント『あはは、その技はさっき破られたじゃない！』 ※これも描写していないところで…ですw
雷丸『さっきはな。だから、こうするんだよ！』
クイーンアント『何を企んでいるかは分からぬが…』
バッ！！
蟻を盾にするクイーンアント
雷丸『ボルテックインパクトwithライナマイト！！爆発力も追加だ！！』
ドドドドド…ドガアアアン！！！
フィールドで大爆発が起きた。
シュウウウ・・・
クイーンアント『が…がはっ…』
クイーンアント(レン鳳華様…すみません)
ドサッ！
クイーンアントは地面に倒れた。
雷丸『良い戦いだったぜ』
場面は替わり
ザドラ『ハアハア…俺の皮膚に毒を入れるとはやりやがるじゃねぇか…』
クイーンビー『オメーこそ凄いんじゃない？私の毒をくらえば、普通なら即死だよ！』
ザドラ『フッ、生憎俺は普通じゃないんでね』
ザドラは武器の解放＆黒龍気を発動している。
クイーンビー『まっ、今度は心臓目がけてぶっ刺しちまおうかな！！』
ビュンビュンビュン！！
猛スピードで動き回るクイーンビー
ザドラ(さっきギガハリケーンで動きを乱そうとしたものの、奴は風にすら逆らってくる)
ザドラ(毒の効果もあるし、力押しするでさっさと決めるか？いや、ここは！)
ザドラは周囲の蜂の巣を見つめると
ザドラ『ブラックブレス！！』
ボオォォォ！！！
クイーンビー『蜂の巣を燃やすだと！？』
すると
ボボボボボ…ボボボオォォォ！！！
炎が蜂の巣に移り、フィールド一帯が燃え始めた。
クイーンビー『うっ…』
ザドラ『蜂だから、さては炎にも弱いんじゃないのか？』
クイーンビー『貴様…まさか舐めプしていたのか？』
ザドラ『いいや、俺に武器の解放と黒龍気まで発動させてんだ。お前の実力は本物だ』
ザドラ『だが、俺が乗り越えてきた修羅場はそれ以上なんだよ！俺と命を賭ける場合において、お前じゃ一歩足りないな！』
ザドラはケロットやカイロスといった強敵とのバトルを思い出した。
クイーンビー『な、舐めるな！！』
ビューーーーン！！！
クイーンビーは熱さに負けず、突っ込んできた。
ザドラ『そうやって感情的になってるところがな！』
ブワッ！
ザドラは自分の周囲にバリアを張った。
バンッ！！
クイーンビー『な、何だ！？』
バリアはクイーンビーの攻撃を防いでいた。
クイーンビー『うぅ…離れない。後、何か力も抜けていく…』
ザドラ『ブラックドレインゾーンは吸着力が備わっていてな。で持って、相手の体力を奪う事ができる！』
カァァァァ！！
ザドラの体力は回復した。
クイーンビー『フン、回復したところで、お前の体には毒が回っている！時間の問題よ！』
ジュウゥゥゥ・・・
ザドラの体からは熱が放出されていた。
ザドラ『要は毒を抜いてしまえばいいんだろ？』
クイーンビー『お前…何をした！？』
ザドラ『ブラックヒート…体内で熱エネルギーを精製し、解毒したのさ』
ザドラ(ヘラクレスのカオスヒートパクったんだけどw)
クイーンビー『そんな…私の毒が…』
ザドラ『お前レベルの毒ならこれで事足りたようだ』
クイーンビー『お前…やっぱり私を舐めてんじゃねぇか！！もう絶対に許さ…』
フラり
クイーンビーはフラついた。
クイーンビー(そうだ…このシールドで体力も削られて…)
ザドラ『時間の問題…その言葉そっくりそのまま返すぜ』
それからしばらくして…
クイーンビー『…』
ドサッ
ブラックドレインゾーンによって体力を奪われたクイーンビーは戦闘不能となった。
ザドラ『体力も返してもらったぜ』
場面は替わり
ケロッピー『おりゃあああ！！』
クイーンモンキー『猿拳法100連打！！』
ドドドドド！！！
ケロッピーとクイーンモンキーの激闘が繰り広げられていた。
ヒュッ
後ろに退く両者
ケロッピー『はあはあ…婆さん強いね』
クイーンモンキー『ワシの攻撃は、相手の急所を明確に突く事ができるのじゃ！』
クイーンモンキー『たとえ戦闘力に差があれど、猿拳法が全てカバーしてくれる！』
ケロッピー『へぇ…。なら、これはどうかな！』
ブワッ！
ケロッピーは全身に水を纏うと…
ケロッピー『スコントルブレイク！！』
クイーンモンキー『もっとも…』
バシッ！！
ケロッピー『ぬっ』
クイーンモンキーはケロッピーの攻撃を止めていた。
ケロッピー(武器の解放時の俺とここまで渡り合うなんて…。ソウルリミットが発動できれば…)
というのも、ケロッピーはクイーンモンキーにツボを突かれた事で、ソウルリミットの発動ができない状態に陥っていたのだ…。
つまり、本気を出したくても出せない状況である。
ケロッピー(ソウルリミットが封じられたのは痛いが、奴は確実に急所を突いてくる…。この状況を何とかしなければ…)
クイーンモンキー『カエルの剣士よ、お主の体力もそろそろ限界が近付いているんじゃないのか？』
ケロッピー『…』
クイーンモンキー『何をやっている？』
ケロッピー『ツボ押しだよ』
クイーンモンキー『ほっほっほ！素人がツボ押しなぞできる訳なかろうにw』
ケロッピー『だよね…(苦笑)』
ケロッピー(んな事分かっているんだよ！あーーー、俺にもツボ押しの技術があれば…)
ケロッピー(いや、待てよ…。そうか、そういう事か！)
クイーンモンキー『終わりにするぞ！！』
タタタ！！
クイーンモンキーはケロッピーに狙いを定めてきた。
ケロッピー『…！』
ヒュイ
ケロッピーは瞬時に体を逸らしたものの…
ドン！！！
ケロッピー『…！？』
ケロッピーの脇腹にクイーンモンキーの突きが炸裂した。
クイーンモンキー『ほっほっほ』
…が
ケロッピー『う…おおおおおお！！』
クイーンモンキー『ん！？』
ケロッピー『力がみなぎってくる！！ありがとうよ、婆さん！』
クイーンモンキー『お主…何をした！？』
ケロッピー『あんたの攻撃は回復のツボに当たったのさ。いや、誘導したと言った方が正しいかな？』
クイーンモンキー『どういう事じゃ…？』
ケロッピー『俺…臣下からよくマッサージしてもらっていてね。そん時にツボも押してもらっていたのよ♪』
クイーンモンキー『し、臣下…？』
ケロッピー『ああ、こう見えても王様なんでw』
クイーンモンキー『ぬぬぬ…ワシの急所突きを逆手に取るとは…』
ケロッピー『後、今ので回復したのか、こいつも発動できるようになったよ！』
ゴゴゴ…！！！
ケロッピー『ソウルリミット15倍！』
クイーンモンキー『お主…こんな力を！…が、相手に不足は無しじゃ！！』
ケロッピー『決めるよ…アクアスラッシュバスター！！』
ケロッピー(アクアバスターの強化版だよ！)
ズドオォォォン！！！
クイーンモンキー『うぎゃあああああ』
ケロッピー渾身の一撃がクイーンモンキーに炸裂！
ケロッピー『勝利の合唱！ケロッケロ～♪』
TO BE CONTINUED