売れないパン屋が人気店に!?「セグメンテーション」の基本をパン屋を例に紹介 | 日常生活とのぼり旗

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売れないお店を人気店にするには?

 

多くの店が存在する今の時代、他店と差別化し売れるお店にするためには、しっかりターゲットを定めて商品を販売する必要があります。

 

そこで今回は、市場を細分化し、販売するターゲットを定めるためのマーケティング手法「セグメンテーション」について紹介します。

セグメンテーションを行うための4つの軸をパン屋を例に紹介

 

セグメンテーションとは、"市場を分類し、その性格にあった商品を製造・販売すること"(引用元:大辞林 第三版)。

その分類に用いる4つの軸(方法)について、ここからはパン屋さんの例を交えつつ紹介していきたいと思います。

1.地理的変数(ジオグラフィック)

 

地理的変数(ジオグラフィック)は、地域の特性を元に分類する方法です。

 

パンでいえば、朝食で食べるパンについて想像するとイメージが湧くかもしれません。あなたは朝にパンを食べるとしたら、どんな種類のパンを食べるでしょうか?

おそらく、食パンと答える人が多いのではないかと思います。

 

フランスなら朝食にはフランスパンが欠かせませんが、日本では朝食に食パンを食べる人が多いため、日本で朝食用のパンを販売する場合は食パンに力を入れて販売する…これが地理的変数(ジオグラフィック)を元にした分類です。

今のは少し極端な例ですが、例えばもっと範囲を狭めて、販売する店舗の周辺に住む人がどんな味が好きなのか調査した上でパンを製造・販売すると、より売れるパンとパン屋に近づけるでしょう。

2.人口統計分布(デモグラフィック)

 

人口統計分布(デモグラフィック)は、年齢や性別、家族構成から市場を分類する方法です。

 

ターゲットを定める際に最も多く使われる軸で、パン屋さんで販売するパンで例えると、販売地域にお年寄りが多ければ柔らかめのパン、子どもが多ければキャラクターの形をしたパン、忙しいビジネスマンが多ければ片手で食べられるパンを多く販売すると、より狙った層に届くようになります。

3.心理的変数(サイコグラフィック)

 

心理的変数(サイコグラフィック)は、価値観やライフスタイル、最近の流行などから市場を分類し、ターゲットを定める方法です。

最近の流行でパン屋とも結びつけられる価値観といえば、「フォトジェニック」「インスタ映え」などがわかりやすいでしょう。

 

食べ物も含め、おしゃれな写真を撮り、SNSなどにアップロードすることが流行っています。

そのため、写真映えするような見た目(巨大、カラフル、可愛らしい)のパンを販売すると、インターネットを通して人気が出る可能性があります。

4.行動変数

 

行動変数は、お客さんの行動(訪れる曜日や時間帯、以前買ったものなど)に合わせて市場を分類し、ターゲットを定める方法です。

パン屋さんでいえば、平日と休日で客層が異なる場合は客層に合ったパンを販売する、お客さんの多い時間に合わせて焼きたてのパンを提供する、といったことが考えられるでしょう。

 

訪れた際にちょうど自分の食べたいパンが焼きたてで売っているとなれば、誰でも通いたくなりますよね。

新規のお客さんはもちろん、リピーターを増やすのにも有効な方法です。

方向性を決めた後は、商品を多くの人にアピールしよう

 

上記の4つの軸を元にターゲットを定めた後は、ターゲットに向けて商品を販売することはもちろん、販売していることを外にアピールすることも大切です。

チラシを配る、店の前にのぼりを立てて通行人にアピールするなどの方法で、ターゲットとなる人々にお店を知ってもらいましょう。

 

商品を売るための切り口は色々あります。

セグメンテーションを元に、あなたにぴったりの手法・集客ツールを探してみてください。