パーティーにやってきたお客様にカミングアウト | 艶(あで)やかに派手やかに

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「女性」✕「発達障害」✕「アラサー」×「グローバル」の立場からダイバーシティ(多様性)について発信しています。

会社では発達障害があるからと、組織の隅っこで小さくなるのをよしとせず、人がいる場所にも出ていくようにしました。

ある時には、あるパーティーに出させてもらいました。
それは、最高幹部や重要な取引のあるお客様も招いた大事な場所。
テーマのあるパネルディスカッションと、立食形式のネットワーキングパーティー。

私は、外部と関わることが少ない部門での経験が長いため、そういう場には出る機会がなく、それゆえにとても嬉しかったです。

とは言っても、目立った役割をするわけではなく、ただ登壇者のトークを聞いて、立食しながら会話をし、名刺交換をするだけでしたが。

その時にはお客様にも発達障害をカミングアウト。

「けれど、翻訳や文章のスキルに自信があり、

そしてそれ以上に専門分野を熱心に探究する姿勢を買われ、この会社に入りました」

普段利用しているサービスを提供している側に、そのような人がいることを、お客様はどう感じたでしょうか。


社歴10年以上の方から、パーティーでの振る舞い方について、いくつか教えていただいたことがありました。
例 お客様より先に食事をとらない。会社と関係ない宣伝・勧誘をしない。会社のよくない状況を口に出さないなど。

その時には「あなたにはこれからもこうしたパーティーに出て欲しいと思っているから、こういうマナーは守ってほしい」と言われました。

これが理解に乏しい会社だと「(空気を読まずに自分の話を一方的にするなど)迷惑がかかったら困るからお客様の前に出ないで」とか言われてしまいそうですが、今の会社では特性ゆえに行動を規制されることなく動けることに感謝しています。
場を共有することで、 治療にもなります。

そして何より、幹部や重要なお客様がいるようなパーティーに、このような人も普通にいることは、ダイバーシティ&インクルージョンが見せかけだけでない、という証明になります。

中目黒桜まつり。

目黒川、五反田周辺。日没前。