そしてまた珍道中。 | 親子でポーランド留学!

親子でポーランド留学!

絵描きの母と高2の息子との留学日記です

クラクフでのオープニングは午後からなので、空き時間で博物館を見に行くことにしました。

ポズナンで知り合った友人、クラクフのヤギェウォ大学(コペルニクスやヨハネパウロ二世も学んだ)の学生さんにマニアックな場所でマニアックな解説をしてもらいました。

航空機博物館です。
クラクフ駅で待ち合わせて第一声が、
「軍事博物館と航空博物館、どっちを先に観る?」
でした。


Muzeum lotnictwa
航空博物館

一見、小さく見える博物館ですが、実は飛行場だった場所を全部そのまま博物館にしています。
とにかく、広すぎます。

丁寧にロータリーエンジンの説明をしてくれ、息子も楽しそうに質問しています。
私は、正直、お腹いっぱい。





Museum Armii Krakow
続いて軍事博物館へ。

友人は歴史に詳しく、戦闘機を見学しながら直接聞くポーランドの歴史はとても勉強になりました。
「愛国心」という言葉に過剰反応する人々がいるが、国が無くなったポーランド人にとっては、大変、重要な考え方だとも話していました。
そして「レフ・ワレサ」はやはり共産のスパイだったと誰もが知る事実だとか。
ノーベル平和賞?

友人と別れ、個展会場へ。








オープニングではクラシックギターが演奏されました。




この作家さん、素材は「和紙」です。
見た目は石かメタルにしか見えないので、皆さん、その軽さにびっくりしています。






この日、オープニング一時間で私たちは会場を抜け出し、空港へ向かいます。
空港への列車出発二分前に乗車、息を切らしながら安心したのもつかの間で、空港のセキュリティーチェックが長い列!
搭乗時間に間に合わないと係員に話しても、周りもみんな同じ飛行機のようです。
ワルシャワ首脳会談が翌日にあるとかで、すごい警戒態勢です。 

私たち親子も何度も手荷物がひっかかります。

私は水彩絵の具、飲み残しのペットボトル。

息子は預かり物の缶詰、充電器、ポケットの紙屑の数々、付けていたベルト。
それでも荷物を返してもらえず。

リュックの中身を全て人前でバラまかれました。
そして出てきたのは、本人も無くして困っていた、エッチング用の道具、スクレーパー。
鋭利な刃物そのもの、凶器にしか見えません。

即、没収。

係員、さすがです。

搭乗締め切り三分前で乗り込み、ワルシャワで乗り継ぎ、ポズナンへ帰ります。


夜中の12時すぎに着陸。
日本から来た作家さんをホテルに送ったのですが、まさかの予約日間違いが発覚。
かろうじて一部屋空きがあり、事なきを得ましたが、最後までアクシデント。

翌日はポズナンでの展示、オープニングパーティーです!
(続く…)