不思議に思ってきたことが二つあった。
1)トイレに入ると、出たときに入る前にしようとしたことを忘れていることがよくある
2)ブログを一日おきに書き続けているが、不思議と書くアイデアが浮かぶ
関係なさそうな二つだが、以下の番組でアイデアが浮かぶからくりを聞いて、上記の不思議が解消した。
1/8 BSテレ東 いまからサイエンスで、ひらめきの秘密を解説していた。
いまからサイエンス~最新脳科学が明かす!記憶・ひらめきのヒミツ(BSテレ東、2025/1/8 22:00 OA)の番組情報ページ | テレ東・BSテレ東 7ch(公式)
番組によると:
「ねずみを使った実験で、ひらめきは勉強の後に睡眠を挟むと起こるのが分かった。
脳は寝ている時も活動していて、
ノンレム睡眠(深い眠り)で、起きていた時の記憶を整理する。
レム睡眠(浅い眠り)で、整理した記憶で新しいアイデア(未知の組み合わせ)を考える。
起きてから、それをリラックスしている時にひらめきとして考えつく。
中国の言葉に、ひらめきやすい環境として、馬上・枕上・厠上がある。」
これら三つは脳科学でいうデフォルトモードネットワークの状態を生み出す。
それは外部から刺激のない状態で、脳がアイドリング状態にあり、記憶された情報がランダムに組み合わさって新しいアイデアが生まれやすい。
馬上は今でいうと通勤電車の中の状態で、ブログのアイデアがよく浮かんだ経験がある。
このブログのネタを思いついたのは、朝目覚めてすぐの枕上でだ。
先に挙げた1)は厠上のケースでひらめきが起きやすいが、外部からの刺激がないアイドリング状態なので直前のことを忘れやすい。
しかし、忘れるというのは心配を解消する効果があり、通勤電車に揺られて帰宅すると会社のことは忘れている。
上記の1)は老人の物忘れだとも思ったが、一般にデフォルトモードネットワーク状態は物忘れを起こしやすいと考えられる。
そうすると、老人は耳が遠くなり、目も白内障などで見えにくなると、外界から刺激がなくてデフォルトモードネットワーク状態になる事が多いため物忘れしやすいのかもしれない。