今年のNHK大河ドラマ「光る君へ」を見終えたが、むかし学校で習った平安女流文学の作者の名前が網羅されている。ドラマではこれら全てに紫式部(まひろ、藤式部)が絡んでいる。

 

順に挙げていくと、

1.蜻蛉日記 藤原道綱の母

藤原道綱は藤原道長の腹違いの兄になり、道綱の母は正妻ではなかった。

そのため、夫兼家との結婚生活を嘆いている。

ドラマでは紫式部も読んで影響を受けたことになっていた。

 

2.枕草子 清少納言

清少納言が仕えた一条天皇の中宮である定子のサロンを賛美した随筆が枕草子。

ドラマでは紫式部が書くことを勧めたことになっていた。

 

3.源氏物語 紫式部

ドラマの中心となる長編小説。

枕草子に対抗して、一条天皇の興味を引くために書かれた。

 

4.和泉式部日記 和泉式部

和泉式部自身の恋愛を回想した日記。

ドラマでは紫式部に促されて書いた。

 

5.紫式部日記 紫式部

中宮の彰子に使えていた頃の日記。

 

6.栄花物語 花染衛門

道長の栄華の記録を残すために書かれた。

ドラマでは最初は紫式部に持ち掛けられたが、断ったので花染衛門が書いたことになっている。

 

7.更級日記 菅原孝標の娘

ドラマの最終回に登場し、偶然まひろと知り合い源氏物語の愛読者である。

わざわざ最終回に出てくる所に、脚本家が平安女流文学のすべてをカバーしたい思いを感じる。