5/31 NHK チコちゃんに叱られる!を見ていて、どうも変だと思った。

▽薬はなぜ薬局?▽木の枝の謎▽恥ずかしいとは - チコちゃんに叱られる! - NHK

 

最初の「薬はなぜ薬局」は医薬分業になったのはなぜかという問題だった。

当然、「医者が薬を出すと、自分が儲けるために多めの薬を出すから」という答えだと思ったら違っていた。

医薬分業は神聖ローマ帝国皇帝が始めたという歴史を出して、そのせいだというのが答えだった。

 

「医薬分業 いつから」で検索すると、以下のような結果が出てくる。

昭和49年に:

医薬分業は、日本では昭和31年に「医薬分業法」が施行されたが、医師が診察と投薬をする習慣が定着していたため、分業は進展しなかった。しかし、昭和49年に処方せん料が引き上げられ、実質的な医薬分業が始まった。医薬分業の起源は、13世紀の神聖ローマ帝国まで遡り、当時の皇帝が医師と薬剤師の共同経営を禁じたことが始まりとされている。

 

昭和49年からなので自分の記憶に残っており、医者が薬で儲けていた印象がある。

番組ではそういったことに触れず、海外では昔からそうだったという歴史で回答していた。

そんな歴史のことなど番組の解答者には答えられるはずもないが、この手の問題がチコちゃんには多い。

 

チコちゃんの解答には専門家の説明がつくが、それがその人個人の説であるのか、広く認められた説なのか疑問に思うことが多い。NHKは番組を面白くするために、怪しい説でも致し方ないと考え、その説の責任はすべて説明した専門家にあるとしているのだろう。出演する専門家のほうもテレビに出られて有名になれればよいので、少々の非難は覚悟の上だ。