12/13 NHK BS フロンティアのテーマは「AI 究極の知能への挑戦」だった。
最初の話は、ブラックジャックAI新作プロジェクトに関してだった。
手塚治虫の200話以上あるブラックジャックのほぼ全てを分析し、生成AIに組み込んでブラックジャックの世界観を作り、設定を変えることで新しいストーリー展開を作り出すことに挑戦した。
出てきたストーリーは専門家も感心するもので、発想が思いもつかないものだった。
これを見て、将棋の藤井八冠がAI将棋から学んで、今のように無敵になったのを思い出した。
藤井八冠だけでなく、今や多くの棋士はAIを使うことで強くなっている。
将棋の対局でも、AIが今の形勢を判断して、何%の確率でどちらが勝つか、指し手ごとに判断している。
ある局面で99%勝つと判断されても、一手間違うと逆転されてしまうことが起きる。
これはAIが指した場合の確率を表示しているからで、間違えると確率通りにはならない。
孫正義もChatGPTを使って学んでいると言っている。
ChatGPTが出すアイデアに魅力的なものが多いからだろう。
これらのようにAIから学ぶと、他では得られないアイデアが得られる。
最終的にAIの出すアイデアを採用するかどうかは人間が判断すればよく、無視して使用しないのは得策ではない。
ただし、自分でChatGPTを使った経験だと、知らないことでも知ったかぶりする事があるので、使うには回答を評価できる能力が必要だ。