ダーウィンの進化論のNatural Selectionは自然選択と訳されるが、以前は自然淘汰だった。

なぜだか知らないが、Natural Selectionを素直に訳して、自然選択になったのだろう。

 

ダーウィンの進化論は以下のブログにも書いたように、進化にはいくつかの条件がある。

人類は今も進化しているのか | aderontoのブログ (ameblo.jp)

1.生存できるより多産

2.限られた資源

3.変異の存在

4.最適者の存在

5.最適者の選択

6.遺伝による広がり

 

進化を簡潔に言うと、最適者以外のものは排除されて、最適者が遺伝によって広がるということだ。

排除すなわち淘汰されないと、最適者の遺伝子は広がらない。

 

この本質を理解していたから、日本の先人はNatural Selectionを自然淘汰と訳したのだろう。

 

西洋では慈悲深い神がこの世を作ったと考えるので、最適者以外を排除すなわち淘汰するという言い方は避け、最適者が選択されるとしたのだろう。