2020/12/24 NHK BSP ヒューマニエンスのテーマが目の能力だった。
「“目” 物も心も見抜くセンサー」 - ヒューマニエンス 40億年のたくらみ - NHK
人類はアイコンタクトによって社会的な絆を保ち、個人個人で異なる色覚を持つことにより、生き抜く力を得た。
印象に残ったことを書いておくが、顔文字とマスクの関係の話が面白かった。
●日本人は目で感情を表すが、欧米人は口で表す
日本では笑顔を表す顔文字は、(^_^)を使うが、これを欧米人に見せてもピンとこない。
欧米人は笑顔を表す顔文字として、:)を使う。時計回りに90度回転すると、ニコニコマークになる。
これは日本人が目で笑っているのに対して、欧米人は口角を上げることで笑いを表すのを如実に示している。
そのため、欧米人がマスクをすると、自分の気持ちが顔で表せない。人とのコミュニケーションに支障がでるため、マスクを付けたくないわけだ。
その他のテーマ:
●色覚は個人個人で異なっている
眼の錐体細胞には3色型色覚と2色型色覚がある。(昔は2色型は色盲と言っていた)
また3色型にも違いがあり、個人個人で見えている色は違っている。
魚の時は4色型色覚だったが、陸上に上がりネズミの時は夜行性だったので、暗闇に強い2色型になった。
それがサルになると、木の実がなっているのを見つけるため、3色になった。
人類は2色と3色が混ざっており、果実を見つけるには3色がよいが、獲物や猛獣が草むらに隠れているのを見分けるには、2色の方が輪郭が分かってよい。こうして人類はいろいろな色覚の人がいて、群れで生き抜いてきた。
なお、女性にはX染色体が2つあるので、4色型色覚の人がいて、虹が10色に見えるという。
●白目があるとコミュニケーションがとれる
人には白目があり、黙ったままで目の動きで意志を伝えることができる。狩りの時などに有効に使える。
サルで白目の大きさと集団サイズを調べると、白目が大きいほど集団サイズが大きい。同時に脳も大きい。
サルは毛づくろいで集団作りをしているが、人は目で多くの人への手づくろいの代わりをしている。目が合うと、幸せホルモン(オキシトシン)が出る。