地球温暖化を心配しているが、もし氷河期が来るのであれば、そんな心配をしている場合ではない。
今は間氷期で、過去のデータを見ると、10万年周期で現れ、1万年程度続く。縄文時代の初めが間氷期の始まりだとしても、すでに1万年は経っている。従って、いつ氷河期が始まってもおかしくない。
この周期に関係して注目されているのが、ミランコビッチサイクルだ。
横山祐典『地球46億年気候大変動』講談社BLUEBACKS、2018/10 の中に解説があったのでメモしておく。

ミランコビッチの天文学的要因による気候変動説によると、日射量は以下の3要素による。
1)地球の自転軸の傾斜角(約4万年周期)
2)公転軌道の離心率(約10万年周期)
3)地球の回転軸の歳差(約2万6000年周期)
高緯度の夏の日射量の変化、すなわち雪の融け残りがあるかないかが、巨大な氷床を生み出すかどうかの要因になる。

この説は疑問視されていたが、その後の氷床量の推移を見た研究で、およそ2万年、4万年、10万年の周期が確かめられた。論文は1976年にサイエンス誌に発表された。この論文では2万年と4万年の周期が強くなっているが、過去100万年間は10万年周期が強く現れている。

コメント:
以前のブログで、氷河期がいつ来るのかについて書いてある本を紹介したことがある。
これによると、今は離心率が最小なので、間氷期が長くなる可能性がある。

離心率について調べると、真円で0、楕円になると0<離心率<1 になる。
今は真円に近いということは、楕円に比べて太陽との距離の変化が少ないので、寒暖の差が小さい。(それだからこそ、間氷期)
最小というのは他の間氷期に比べても、真円に近いので、間氷期が長くなると言っているのだろう。

この本、横山祐典『地球46億年気候大変動』のエピローグに、現在のような高い二酸化炭素レベルでは、少なくとも5万年は間氷期は続くという論文が紹介されている。
やはり、温暖化対策は避けられない。

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