「地番はなぜつけられたのか」という講演会があり、聴講した。理解した内容を記す。

〇土地所有の移り変わり
古代、もともとは豪族が私有地をもっていた。
645年 大化の改新で天皇を中心とした国家になり、公地公民すなわち土地人民は国家の所有とした。
723年 三世一身の法で、開墾した者に一定期間の私有を認める。
743年 墾田永年私財法で開拓した者に永久私有を許可。
平安時代から江戸時代まで、税を収める主体は土地を耕す者であり、所有者という考えはあいまいだった。
1873年(明治時代)地租改正で、土地の所有者と納税主体は同一と規定。この時、地番がつけられた。

〇地番がつけられた理由
江戸時代は収穫物の何割かを税として収めたが、明治になって地租改正で税制が変わり、土地の所有者から土地に応じた税を取ることになった。
これにより、政府は収入を確定でき、計画を立てられた。
具体的には、土地所有者に一筆ごとに都道府県から「地券」が発行され、以下が記されていた。
・村名と字名と地番
・面積
・持主名
・地価
・地租が地価の何分の一で、いくらか
地券は登記所ができるまで続いた。
地券の例:
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参考:(高校の教科書より)
◯地租改正で変わったこと
物納から金納
村単位から個人単位
耕作者から土地所有者
収穫高から地価(今でいうなら、所得税から固定資産税)

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